Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

今年も終えた“つらい”仕事

2016-07-04 23:53:48 | つぶやき

 唯一の業務での草刈作業のことは、このところ毎年記してきた。なぜならば、容易ではない作業だからだ。かつて「草を刈る」でも触れたように、仕事がなくなって「何でも受けよう」という中で請け負うことになった草刈。その発端にもかかわった張本人なので、「やーめた」というわけにはいかない。とはいうもののおそらく県内で唯一の業務、それを下伊那の出先で行っている。ここへ赴任してこれで4年目、ということで4回目の草刈業務であるが、「受けよう」と営業した直後に転勤になって、それから8年ほど、言いだしっぺなのに業務には関わらなかった。そんな赤字覚悟の業務だったのだが、年々作業がつらくなっている。4年前は昼ごろには終えた作業が、翌年には遅昼になって、昨年はいよいよ昼食前には終えられず、昼食を途中でとった。そして今年はなんと夕方まで1日がかりの仕事となってしまった。合言葉が「絶対赤字」という言葉。そして何といっても身体にこたえる。もちろん天候にもより、昨年「「休憩」は“サボり”ではない」で記したように、雨の中の作業は大変ではあったが、水をそれほど欲する感覚はなかった。ところが今年は朝から良い天気。毎年余らしていた飲み物が、今年はほぼ飲み干すほどの状態だった。

 何が違うのか、頭を傾げるばかり。結局毎年メンバーが少しずつ異なっていて、そのせいだ、ということになるのだが、昨年まで業務を請け負って以降ずっと担ってきていた唯一のメンバーが、今年は異動によってメンバーから外れた。やはり彼の存在が大きかった、ということなのだろうか。今年は昨年までしだいに作業時間が延びる傾向にあったことから、参加メンバーに経験者を優先させた。ところが昨年よりさらに延びる始末。たとえ経験者であっても、平地の草刈をしているのとわけが違う。そして伸び放題で背丈もあるような草を刈るのと畦草を刈るのとでは要領が違う。単純に経験者を集めたから作業がはかどるというわけではないのだ。そういえば、と思い出すのは1年目は比較的山間地で農業をしている者が集まっていた。

 もうひとつ長期化する理由は、年齢もあるだろう。年々歳を重ねているから、重ねるほど身体が動かなくなっている、ということ。加えて今年は草の丈が長かったかもしれない。この草刈業務をする現場は、草を刈るのは年に1度だけ。7月上旬まで伸ばしきった草丈は、場所によっては2メートル以上。中にはニセアカシアが4メートル近くまで伸びたものもあって、もはや草刈ではなく、伐採作業の範疇。ようは草丈がまだ低い段階で一度刈っておけば容易だということ。かつては年に二度業務を頂いていたが、予算の関係で一度きりになってしまった。もちろん請負額は半分になったが、草丈が伸びるので作業は半分ではない。請負額からして二度に分けて作業を行うわけにもいかなかったが、来年からはやり方を変えないと、疲れだけが嵩んで、とても1日では体力が回復しない。請負額は同じでも2度に分けて実施するか、あるいは作業員の人数を増やすしかないだろう。あるいは背丈の高い草の部分だけ二度に分けるか…。

コメント


**************************** お読みいただきありがとうございました。 *****