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自由が丘駅前のイタリアン、マダムのひとりごと

お陰様で良い勉強会となりました。

2017年10月05日 | マダムのひとりごと
昨日はお休みを頂戴いたしました。有難うございました。今日から通常です。

さてお休みを取ってしたのは個人的に所属するワイン勉強会に参加するためで昨日は私も幹事の一人でした。
勉強のテーマはバローロの対抗馬を探せ!!です。



①Scilio Etna Rosso Alta Quota 2011
②Antoniolo Gattinara Osso S.Grato 2011
③Pecchenino Barolo Bussia 2012
④Le Pianne Boca 2007 
⑤Passopisciaro Contrada Sciaranuova 2013
⑥Giuseppe Mascarello Barolo Monprivato 2011

頂いた順番で。
①と⑤はシチリアのエトナに自生する土着品種です。ネレッロマスカレーゼ。ここ2~3年大いに流行ってます。火山性土壌で痩せた土地故葡萄には非常に向いています。
さらに標高が高いので酸と骨格があり、イメージ的にはブルゴーニュのピノにタンニンをのせた感じです。赤系の果実が非常にチャーミングながら骨格はしっかりとあり、非常にエレガントな印象です。

③と⑥はバローロのネッビオーロです。
③はランゲ地方の南に位置するモンフォルテ村のバローロ。畑はブッシア。非常に有名な畑ですね。力強さが売りのバローロは超熟型。昨日もやっぱり人気がありました。私の先生はこのワインがお好きとおっしゃってましたよ。
一方⑥はバローロの一つの完成形といわれるジュゼッペマスカレッロのモンプリバート。ランゲの北に位置するカステイリジョーネ・ファレット村の標高280mの畑です。こちらは超エレガントで品の良いバローロで、甘み、酸味、アルコールと突出するものがないバランス型のバローロ。雑味のないバローロでした。

②は少々牧歌的なガッテイナーラ。ネッビオーロ100%ですが、ランゲのさらに北に位置し、ランゲとは違ってミネラル豊富な火山岩土壌。力強さよりものんびりとした小ぶりなネッビオーロも非常にチャーミングでした。

そして昨日注目を集めたのがボーカ。こちらはネッビオーロ最北の生産地です。ネッビオーロにヴェスポリーナを混ぜて作っており、固いワインがそのお陰で柔らかくなっています。
コスパが良く、美味しいと大絶賛でした。

まとめると、やっぱりバローロは美味しい。さすがに国際品種のどんとした落ち着きがあります。が、一方で、土着のネレッロマスカレーゼも高級感あるワインが出来てますし、十分バローロの対抗馬になり得る事が判明。エレガントかつ、可愛らしい果実味が豊富。
土着もバローロはじめとするネッビオーロもともに素晴らしく、イタリアワインの将来性を見たという感じでした。先生曰はく買うなら今だね!!と。今1万のイタリアワインは近い将来2万になるそうですよ。買わねば、、、です。

夜ご飯はビーガン。意外と美味しくてびっくりでした。一緒に食べたメンツも最高でしたしね。





           



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