田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

冬は鍋~火鍋(子)

2016-01-05 14:36:27 | よもやま話・料理編
時々、昔を思い出しながら、無性に食べたくなる鍋があります。
特に、歯が弱り、箸を動かす指の力が衰えてきたヒゲには、一層恋しいのです。

昭和30年代のヒゲは、荒尾の叔母さん家に滞在する事が多くありました。
その折り登場したのが、ハルピン仕込みの 『 火鍋 』 でした。
火鍋子とも書いて、ホーコーズと発音する鍋でした。
同じ火鍋ですが、現在の火鍋は、いわば激辛鍋を表すものみたいです。
唐辛子タップリのやたら辛いだけのです。

鍋の形が珍しい物で、チョット前には羊(牛)のしゃぶしゃぶ鍋に使われていました。
円形のパウンド型の鍋で、中央から煙突が突き出ている様な形状。
煙突の下には、燃料の炭入れがあった様な気がします。
          こんなかんじで ・・・ 

鶏ガラ出しみたいなスープで、野菜は千切りやや太め。
この切り方が、指の力が衰えたヒゲにはありがたいのです。
ひと掬いで、そこそこの量を取れるのが、今のヒゲには嬉しいハズ。
これが例えば、サラダのミニトマト二個を塗り箸で捕まえたら、30分の休憩が欲しくなる。(笑)

楽しみは春雨でした。
現在流通の、ビーフンと見まがうばかりの食感の春雨ではありません。
煮込めば、葛切りをほうふつとさせる、弾力が楽しいハルサメでした。

こんな火鍋、ある時期まで熊本でもありました。
中華料理店の、そこそこの店なら大方あった様な気がしますが、今は見かけません。
カァちゃんの記憶では、結婚する前に、二度食べに行ったそうです。 勿論、ヒゲと。
手取本町に在った 『 一水 』 という名前の店だったのでは?
        
ヒゲ的には食べ易さと、ある種ノスタルジーな記憶で、ぜひもう一度出逢いたいものですが。

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