Tomotubby’s Travel Blog

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白兎のしだれ桜 (置賜桜回廊3)

2008-06-04 | Japan 非日常生活 遠征篇
白鷹町の最南に位置する「釜の越桜」と「薬師桜」を見た後、南に隣接する長井市の最北にある「白兎のしだれ桜」まで歩いて行くことにしました。桜は点在して咲いているため徒歩で回るのは結構たいへんです。タクシーで回りたい気分ですが、料金は馬鹿にならないし、何よりそれぞれの桜をじっくり味わう時間のゆとりはありません。脚力に自信のある方には、フラワー長井線蚕桑から釜の越桜、薬師桜まで歩き、時間があればその南の白兎のしだれ桜、北の十二桜まで足を伸ばされることをお奨めします。

Flickr に載せたりしてしだれ桜には興味があったため、日本三十三枝垂桜の一つの「白兎のしだれ桜」は是非見てみたいと思っていました。



行ってみると「白兎のしだれ桜」は、葉山神社の一角にありました。今が盛りのピンクのしだれ桜の樹齢はせいぜい百数十年で、江戸から明治に移る時期に、葉山神社の宮司が植えたものということです。神社には狛犬のある場所に一対の兎の像が置かれていて、少し謎めいています。猪の像を狛犬替わりに置いていた鹿児島・和気神社を思い出してしまいました。「白兎」という地名の由来は、室町時代初期に遡り、仏僧が羽黒山に詣でる際に、偶然、砂金でできた薬師如来僧を見つけ、じゃあ。ということで、白兎を道案内役にしてこの地に辿り着き、薬師如来僧を御本尊に葉山神社を建てて祀ったという逸話にあるそうです。この話自体にすでに神仏習合の傾向が色濃く表われているため、100%信じ難いですが、白兎がぴょんぴょん跳びながら僧を案内する姿はなんとも可愛げです。

つづく


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