「六義園のしだれ桜」のついでに、Tomotubby's Travel Blog は、しばらく「桜特集」をすることにしました。それでもって、昨年、山形県に桜を観に出かけたときのルポも、中断から早10ヶ月が経ちましたが、満を持して再開します!
昨年は「白兎のしだれ桜」のところまで書いたところで、季節が梅雨入り。ホントは早めに完結したかったのですが、季節外れなので放ってあったのでした。
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「白兎のしだれ桜」を観た後、来た道を引き返し、「釜の越桜」、「薬師桜」を通り越してさらに北へ北へと向かいました。既に予定時間をオーバーしているので急がないといけません。こういうときには、タクシーに乗りたくなるんですが、こんな田舎を流しで走るタクシーのあるはずもなく、たまに目にする車は悉く観光用に貸し切られたものなのでした。
次に向かうのは「十二の桜」。観光案内マップには、道すがら「御衣黄(ぎょいこう)桜」という黄緑色の花を咲かす桜を見ることができると書かれていましたが、この珍しい桜を見つけることはできませんでした。どこか私有地の中に咲いているそうです。ここでも時間をロスして「十二の桜」までは、早足で歩くことになりました。
![](http://farm4.static.flickr.com/3232/2537599433_c3d6986157.jpg)
十二の桜 三代目
「十二の桜」とは、なんとなく12本の桜が並んでいるのかと誤解していましたが、さにあらず。「十二」とは、十二神将を祀ったお堂がかつてあったことからつけられた地名とのことです。くびら、ばさら、めきら、あんちら、あじら、さんちら、いんだら、はいら、まこら、しんだら、しゃとら、びから。というあれです。奈良の興福寺で見た乾漆像を想い出しました。怪獣の名前みたい。
よって桜の木は12本もないのですが、細長い敷地の奥に、釜の越桜や薬師桜と同じエドヒガンザクラの巨木が花をたわわにつけて咲き誇っています。この桜こそが、三代目十二の桜を襲名した桜なのです。平安後期に植えられたともいう初代十二の桜は既に古株となり、足元で三代目を見守っており、かつて全国桜名木番付東前頭筆頭だった二代目も老衰し、傍らで隠居生活に入っているのでした。
![](http://farm4.static.flickr.com/3397/3414592142_f37f9f2127.jpg)
たわわ...
つづく
昨年は「白兎のしだれ桜」のところまで書いたところで、季節が梅雨入り。ホントは早めに完結したかったのですが、季節外れなので放ってあったのでした。
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「白兎のしだれ桜」を観た後、来た道を引き返し、「釜の越桜」、「薬師桜」を通り越してさらに北へ北へと向かいました。既に予定時間をオーバーしているので急がないといけません。こういうときには、タクシーに乗りたくなるんですが、こんな田舎を流しで走るタクシーのあるはずもなく、たまに目にする車は悉く観光用に貸し切られたものなのでした。
次に向かうのは「十二の桜」。観光案内マップには、道すがら「御衣黄(ぎょいこう)桜」という黄緑色の花を咲かす桜を見ることができると書かれていましたが、この珍しい桜を見つけることはできませんでした。どこか私有地の中に咲いているそうです。ここでも時間をロスして「十二の桜」までは、早足で歩くことになりました。
![](http://farm4.static.flickr.com/3232/2537599433_c3d6986157.jpg)
十二の桜 三代目
「十二の桜」とは、なんとなく12本の桜が並んでいるのかと誤解していましたが、さにあらず。「十二」とは、十二神将を祀ったお堂がかつてあったことからつけられた地名とのことです。くびら、ばさら、めきら、あんちら、あじら、さんちら、いんだら、はいら、まこら、しんだら、しゃとら、びから。というあれです。奈良の興福寺で見た乾漆像を想い出しました。怪獣の名前みたい。
よって桜の木は12本もないのですが、細長い敷地の奥に、釜の越桜や薬師桜と同じエドヒガンザクラの巨木が花をたわわにつけて咲き誇っています。この桜こそが、三代目十二の桜を襲名した桜なのです。平安後期に植えられたともいう初代十二の桜は既に古株となり、足元で三代目を見守っており、かつて全国桜名木番付東前頭筆頭だった二代目も老衰し、傍らで隠居生活に入っているのでした。
![](http://farm4.static.flickr.com/3397/3414592142_f37f9f2127.jpg)
たわわ...
つづく
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