四季折々

~感じるままに~

この木 何の木 気になる花・・・キブシ

2019-03-17 19:57:26 | 写真・花

畑の土手で珍しい木(花)と出会いました。
数本の株立ちで、樹高は2mくらい。枝という枝に房状の花がついていました。
帰って調べてみると、キブシ(木五倍子)という落葉低木でした。

        

   

   

   

   
キブシ(木五倍子)は、キブシ科キブシ属の落葉低木で、
冬の間に枝先に細い紐状の花芽を下垂させ、早春に葉に先がけて花を咲かせるそうです。
薄桃色の花もあるそうです。

長い枝先に房状のつぼみがたくさんついており、上方の小花から咲き始めるているようでした。
雌雄異株で、雄株は雌株よりたくさんの花を咲かせるとのことなので、この木は雄株だったようです。

雌株は花後に実がなり、その実から黒い染色が採れるそうです。
その染色は「フシ(五倍子)」の代用として使われ、昔は御歯黒に使われていたとか。
キブシという名は、ここからつけられているのだそうです。

ちなみに、「フシ(五倍子)」とはヌルデという木に昆虫が寄生して出来るコブのことで、
その中に含まれる成分のタンニンが、黒色の染料として使われるのだそうです。

コメント
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