特別支援をカガクしたがるカワムラのブログ

応用行動分析学(ABA)、障害福祉、特別支援教育など、個人の考えとして書きます。ブログは極めて気楽な執筆態度です。

特殊教育学研究に論文が掲載されました。

2019年12月28日 | 行動分析学
  日本特殊教育学会の機関紙「特殊教育学研究」に論文が掲載されました。

  関係者の皆様に感謝申し上げます。

 
  作文、日記、感想文などにおいて、ありがちなのが「漢字で書けるはずの字もオール平仮名」という状況です。  平仮名化の要因は転移・汎化の問題や労力による弱化など、色々あるでしょう。今回の論文は漢字筆記に伴う労力の増加に対し、得点化によるフィードバックをぶつけてみて、強化できるか(あるいは動機付け操作となりうるか)という点に対して検証しました。  この論文で扱ったのは私の日記作文指導プログラムの一部であり、プログラム全体としては特定語彙や特定文法の使用の強化を経て、最終的に自由文脈でのライティングができる体系になっています。  作文用紙も改良版が既に完成していますので、実践希望の方はお知らせ下さい。





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CiNii 論文 - 特別支援学級在籍児童の日記記述における漢字の数を得点化することの効果 : 漢字の使用率増加と質問行動の生起

特別支援学級在籍児童の日記記述における漢字の数を得点化することの効果 : 漢字の使用率増加と質問行動の生起 河村 優詞 特殊教育学研究 = ...

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共にささえ合い生きる社会 相模原 津久井と新幹線殺傷事件の判決

2019年12月22日 | 障害児、障害者、特別支援教育

駅でこんなポスターを見かけました。



支え合い
僕ら支援者側もまた彼らに支えられることは多いです。
私が今の仕事を続けられているのは間違いなく彼らのおかげです。

津久井の事件があった相模原だからこそ、お互いに支え合う、ということについて再度考えたいと思います。



このポスターを取りあげたのは、最近津久井の事件を思い出すことが多くなったからです。恐らく新幹線の殺傷事件の判決が話題になっているからでしょう。法は専門ではないので、判決内容に関して見解を発信することはしません。

ただ、
人間が人間を殺す。
そこに至るプロセスに対して誰が介入できるのか。発生後ではなく、発生までのプロセスに。
愛されて育ち、幸福に暮らし、充足した生活を送る者が、無為に他人を殺した事件があっただろうか。
大抵犯人の異常性がクローズアップされて終わるが、その予防策について議論する声は大きいとは思えない。僕の周りには多少居るが、行政の変革には長い時間を要するだろう。


極論すれば我々教育界の責任だ。そう思って働くしかない。



 

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