○ シャガ(アヤメ科アヤメ属)
4月の中旬、井の頭公園のあちらこちらに群生しているシャガが開花していました。
やや暗く湿った場所を好んで生える野草ですが、アヤメ科らしくとても美しい花です。
○ ヒトリシズカ(センリョウ科チャラン属)
井の頭公園の弁財天の近くに種々の野草を栽培している区画があって、ヒトリシズカやイチリンソウなどの花が咲いていました。
"一人静"とは、なんとも情緒のある名ですが、花言葉は「隠れた美しさ」だそうです。たしかにひっそりとした花のたたずまいは、名前を裏切らない美しさだと思います。花穂(かすい)が二つあるフタリシズカという同属の野草もあるそうです。
○ イチリンソウ(キンポウゲ科イチリンソウ属)
花が一輪だけ咲くことから付けられた名ですが、同属にやはり白い花を二輪つけるニリンソウもあり、こちらもこの野草コーナーに植えられていました。
ニリンソウは山菜として食べられますが、イチリンソウのほうは有毒なのだそうです。
(地図情報)
・シャガの群落
・野草栽培区画
サイト内に掲載されているすべての写真画像は、クリックで拡大画像にリンクしています。
白い野の花は、清楚で静かな美しさですね。
toki さんの、文学や音楽の趣味に通じるものを感じます。
フタリシズカやイチリンソウを見て、かわいいニリンソウや、地味なフタリシズカの花も思い浮かびます。
この季節は、白い花が多いような気がします。
私は昔から園芸植物よりも、野山の花が好きで、山と渓谷社のガイドブックで名前を覚えたりしました。最近は、柳宗民の本などを見ています。
樹々の陰になって少し暗めのところに咲いた白いお花がとても素敵でついつい見入ってしまいました。
わたしはお花の名前とかぜんぜんくわしくないのですが、こちらのサイトで”こんなお花もあるんだ”と知って、実際にそのお花を見ることができてすごく得をした気分です。
tokiさんのサイトをガイドブック?かわりに、また時間を見つけて井の頭公園にお花をさがしに行きたいと思います。
僕は井の頭公園を毎日通りながら、傍らで咲いている花についてはほとんど関心がなかったんですが、ブログを始めて写真を撮るようになってから、新しい世界の発見をしたような気がします。
名前を知ることで、その花にいっそう親しみを感じるということがありますね。
Marieさん
僕もMarieさんと同じく、園芸植物よりも野山の草花に惹かれます。園芸種はきれいすぎて、ややもすると造りものという感じを受けることがあります。
山渓のガイドブックとは本格的ですね。
柳宗民の本、興味深いですね。僕も図書館で探してみますね。