吉祥寺と周辺の街散歩

吉祥寺を中心に、中央線沿線の街のお気に入りの喫茶店、公園に咲く花、美術館、散歩レポートなどを紹介しています。

高円寺のジャズ喫茶「nadja ナジャ」

2011年06月30日 | 高円寺

 「nadja」(ナジャ)」は高円寺駅北口を出て2、3分ほどのビルの2階にあるジャズ喫茶で、1988年の開店とのことで、老舗と言っていいでしょう。
 ジャズ喫茶というとなんとなく暗い感じで、ジャズファンでないと入りにくいような気がしますが、20席ほどの店内は明るくて、普通のおしゃれな喫茶店の雰囲気と変わりありません。
 ライトな感覚で、ジャズをBGMに読書をしたり、ランチを食べたり、コーヒーやアルコールを飲んだりするのにいいのではないかと思います。この日聴いたのは、キース・ジャレット、ミルト・ジャクソン、ビル・エヴァンスなどでした。



 食事のメニューは、カレー(画像左)、ドライカレー、ピラフがあり、ドリンク付きのセットで850円です。

 営業時間は、12:00~21:30頃、定休日は、水・木曜日です。

 (参考)
 ・地図情報: 高円寺「nadja」(ナジャ)
 ・1973年のジャズ喫茶(管理人のHP)
  

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高円寺の名曲喫茶「ネルケン」で瞑想に耽る(再訪)

2010年10月02日 | 高円寺
 

 久々に寄ってみました。店内は5年前と全く変わらず、マダムもお元気の様子でした。


【以下は2005年10月の記事】


 「ネルケン」は高円寺駅南口を出てパル商店街を下り、長仙寺のすぐ近くにあります。緑に囲われた店の扉を開け薄暗い店内に足を踏み入れると、ここには外界とは別の時間が流れているようです。 30席ほどのスペースには、真紅のビロード張りの椅子、木のテーブルが配置され、裸婦の立像、壁に掛かった数々の油彩画、そしてクラシック音楽。ひとりでもの想いに耽るのにはうってつけの空間でしょう。

 「ネルケン」は昭和30年代からの古い店だそうで、現在は気品ある老婦人がお独りで営まれているようです。2年程前に惜しくも閉店した国立の名曲喫茶「ジュピター」と雰囲気が似ています。願わくは、できるだけ長い間続けていただきたいと思います。
 ブレンド450円、ストレートコーヒー600円、トースト270円など。夜は10時過ぎまで営業しているようです。

(地図情報)
 ・地図情報: ネルケン
 ・阿佐ヶ谷の名曲喫茶「ヴィオロン」(当ブログ)
 ・吉祥寺の名曲喫茶「バロック」(当ブログ)
 ・高円寺の名曲喫茶「ルネッサンス」(当ブログ)
 ・荻窪の名曲喫茶「ミニヨン」(当ブログ)


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1Q84 高円寺界隈探訪

2010年05月13日 | 高円寺

高円寺

 mixiの村上春樹コミュニティ主催のイベント「高円寺 迷Q路地と1Q84をめぐる冒険」に参加しました。高円寺には天吾の住むアパートがあり、青豆が隠れ住んだマンションも高円寺でした。高円寺という地名は、駅の南口から5分ほどのところにある曹洞宗の寺である高円寺に由来しているとのことで、元々の地名を改めさせたのは徳川3代将軍、家光であるといわれています。 
 寺から駅へ向かう途中に、天吾や牛河が登り、そして天吾と青豆が20年ぶりに再会し、ふたつの月を眺めた滑り台のある公園があります。現在の滑り台はいかにも幼児向けで、ロマンのかけらも感じられませんが、26年前は月を眺めるのにふさわしい由緒正しい滑り台だったのだと思われます。かつて、このすぐ近くのビルの2階にジャズ喫茶があって、国分寺でジャズ喫茶を始めていた村上さんが、こちらの雇われマスターも努めていた時期があったとのことです(主催者の春樹度の高さに脱帽)。

 散歩に続いての読書会の場は北口のブックカフェ「アバッキオ」でした。普段は立ち読み、立ち飲みの店内ですが、今回の読書会のために椅子を用意してもらったそうです。梯子を上った屋根裏部屋で泊まることもできるらしい(?)
 営業時間:火曜~金:18:30-23:00 /土日祝:12:00-21:00 月曜定休とのこと。

 参加者全員が入るといっぱいという店内のスペースでしたが、メンバー各自の1Q84観を披露し合い、話は尽きませんでした。1Q84の読書会は今回が3回目ですが、荻窪で行われた昨年の第1回読書会の模様はNHKの「クローズアップ現代」で放映されました。

 有志による2次会は古本酒場「コクテイル」でした。中央線沿線では、本の置いてあるカフェや酒場が珍しくなくなった感があります。昔の民家風の外観の店は、3月末に同じ高円寺から移転したばかりとのことでした。カウンター席が主ですが、隅の座敷席に陣取りました。おまかせで頼んだ料理は、どれもとてもおいしかった。

(参考Web) 
 ・salon de 1Q84(主催者NASCIさんのサイト)
 ・読書会配布資料by toki(My HP) 
 ・ブックカフェ「アバッキオ」
 ・古本酒場「コクテイル」
 
(地図情報) 
 ・高円寺と公園
 ・ブックカフェ「アバッキオ」
 ・古本酒場「コクテイル」

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高円寺のアール座読書館は緑の癒し空間

2009年06月13日 | 高円寺

 「アール座読書館」は高円寺駅南口より歩いて5分ほどのところに2007年末に開店した"読書喫茶室"です。駅南口を出て、pal商店街を少し歩いてから最初の右の路地に入り左手2階にあります。
 鉄製の重いドアを開けて中に入ると、店内に配置された木々の緑、各席に置かれたアクアリウム水槽の緑が目にも心にも優しく、落ち着いたクラシックやソフト・ジャズやアンビエント系ミュージックのBGMが静かに流れていて、読書に休息に、あるいは現実からのひとときの逃避にぴったりの癒し空間となっています。

 店名の"アール"は芸術(art)の意味だそうで、本棚には、マスターの趣味と思われる文学、写真集、画集、詩集、絵本、自然科学や哲学の本、コミックなどが並んでいて自由に読むことができます。
 僕のお気に入りは、廃墟をテーマにしたクノップフなどの絵画作品を収録した画集「死都」、コミック「風の谷のナウシカ」全7巻などです。
 かなり趣味的な店なので果たして続けられるのかなとちょっと心配していましたが、ファンが着実に増えているようでうれしいです。
 ギャラリー展示も行われていて、眺めるのも楽しいですが、自作の絵画、写真、手工芸品などの発表場所として利用するのもいいかもしれません。
 メニューは、コーヒー、紅茶などの飲み物、食べ物はクッキーとブロウニーのみです。

 営業時間は下記ですが、たまに貸切もあるので、事前にマスターのブログで確認したほうがいいでしょう。
 平日  13:30~22:30
 土日祝 12:00~22:30
 月曜日定休(月曜祝日は翌火曜休み)

(参考)
 ・地図情報: 高円寺「アール座読書館」
 ・マスターのブログ「アール座読書館」
  
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高円寺に名曲喫茶「ルネッサンス」誕生! 

2008年03月02日 | 高円寺

 名曲喫茶「ルネッサンス」はJR高円寺駅南口を出た右手から伸びているパル商店街のショッピングモールを抜け、桃園川遊歩道を過ぎてすぐ左の路地の地下にあります(下の地図情報を参照してください)。
 昨年(2007年)11月に開店したこの店は、かつて中野にあり2005年1月に閉店した伝説的な名曲喫茶「クラシック」の従業員だった二人の女性が、保存してあった「クラシック」の備品、LPを使用して復活させたのだそうです。残念ながら僕は「クラシック」へは行けませんでしたが「カフェー小品集」には当時の「クラシック」の様子が描かれています。

 そのカフェーは中野のサンモールというアーケードを歩き、暫く行った左手の路地にひっそりとありました。
 恐ろしく暗い店内には燭台やランプの小さな灯しかなく、壁には至る処に大きさがまちまちな油彩が額に収まって不揃いに掛けられていました。椅子やテーブルはどれも小さく、脚がそろっていないのかガタガタと揺れました。
 「カフェー小品集」/嶽本野ばら より 

 「ルネッサンス」の椅子やテーブルはちゃんと補修され、がたがたしていませんでした。念のため。

 正面に飾られている 女性像の油彩は「クラシック」のオーナーだった画家の美作七郎さんの代表作です。
 店内は30席余りの結構広いスペースで、メニューがコーヒー、紅茶、ジュースの3種類しかなく(どれも400円)、リクエストボードにチョークで聴きたい曲を書き込むのは「クラシック」と同じだそうです。食べ物の持込、店内での会話は自由です。

 薄暗い店内で、真空管アンプで再生されるスクラッチノイズの混じるLPを聴いていると、単なるレトロ感を超えた深いやすらぎを覚えるのは僕だけではないだろうなという気がします。
 この日、お店の方がかけてくれたグレツキの「悲歌シンフォニー」とリパッティの弾くバッハの曲集はいずれも僕の最愛の曲でした。末永く続いて欲しい店です。
 開店時間:正午~23:30
 
(参考)
 ・地図情報: 高円寺「ルネッサンス」
 ・阿佐ヶ谷の名曲喫茶「ヴィオロン」(当ブログ)
 ・吉祥寺の名曲喫茶「バロック」(当ブログ)
 ・高円寺の名曲喫茶「ネルケン」(当ブログ)
 ・荻窪の名曲喫茶「ミニヨン」(当ブログ)
 ・国分寺の名曲喫茶「でんえん」(当ブログ)
 ・「カフェー小品集」/嶽本野ばら

 
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高円寺の「カサ・デ・エスペランサ」でフラメンコに酔った

2005年10月23日 | 高円寺

 高円寺南口にある「カサ・デ・エスペランサ」は、今年開店34年目となるフラメンコのライブスポットです。先日ここで知り合いが通っているフラメンコ教室の発表会があり、応援に行って来ました。 教室の発表会といっても、ソロで踊れるのは選ばれた人だけで、それぞれなかなかレベルが高く、一人10分間ほどのステージは迫力満点でした。バックを務めるギタリストやボーカリストはプロの方々だそうです。
  
 この日は第1部がソロ・ダンスで、第2部は自由参加ということで、2部ではさほど広くないステージ(右上の写真)で10人くらいが乱舞し、ちょっとすごかった。
 店内は2階構造になっていて、料金は、1ドリンク、おつまみセットで4000円、プラス1500円で飲み放題となります。
 
(参考)
 ・カサ・デ・エスペランサ HP
 ・地図情報: カサ・デ・エスペランサ

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中央線沿線の阿波おどり(高円寺、三鷹、小金井)

2005年09月03日 | 高円寺

上:三鷹駅前通り 右下:高円寺 
 
 8月27、28日両日に開催された高円寺阿波おどりを頂点として、武蔵小金井(7/26・27)、三鷹(8/20・21)と続いた今年の中央線沿線の阿波おどりもおしまいになりました。今年はきっちりそれぞれを観ることができました。 
 三鷹、小金井に比べ、高円寺のは参加連の数、観客動員数とも別格で、昨年は2日間の観客数が120万人に達したとのことで、おそらく今年も同様の規模で行われたと思います。とにかくすごい人波で、帰りの駅の構内は、ちょっとこわかったです。臨時のバス輸送を設けるとか、なんらかの安全対策が必要なのではないかな。
 観るより踊っているほうが、確かに楽しそうですが、結構練習も大変なそうで、1年前から練習している連もあるとか。あの原始的とも思える単調なリズムがとくに好きです。毎年思うことですが、今年も女性陣が元気でした。
 それぞれの会場で撮った写真を以下に載せてみました。

(第49回 高円寺阿波おどり) 
 
(第38回 三鷹阿波おどり) 
 
 
(第27回 小金井阿波おどり)
 
 
(参考)
 ・ 高円寺 阿波おどり連協会HP
 ・ 小金井 阿波おどりサイト
 ・ 三鷹 阿波おどり公式サイト



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