ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

因果

2022年07月17日 | その他

 今日は生憎の雨。
  雨の中、そごう千葉店に出かけました。
 クールビズ用のカジュアルなシャツを購入するためです。
 私はカジュアルはスコッチハウス、スーツはブルックスブラザーズと決めているので、当然、スコッチハウスへ。
 気に入ったシャツが3枚もあったので、すべて購入、
 52,000の散財でしたが、安物を買っても着心地が悪く、着なくなってしまうので、やむを得ません。
 今5着持っているので、これで8着になりました。
 これで一週間、毎日着替えてもおつりがきますので、良かったと思っています。

 私は自分のシャツのことや、つまらない仕事にかまけて、世界を揺るがすロシアとウクライナの戦争だとか、安倍元総理の暗殺だとか、大事件だとは思いますが、おのれの小さな悩みや楽しみにしか興味がわきません。
 これは老化の始まりでしょうか。
 来月で53歳になります。
 昔だったら老人の部類です。
 かつて、谷崎潤一郎を指して、文豪は48歳だったにも関わらず、谷崎翁と書いた雑誌がありました。
  わずか数十年前は、48歳でも老人の部類だったのですね。
 きっと平均寿命が短くて、若い記者がそう書いたのも当然だったのかもしれません。
 定年も長い間55歳だったと聞きます。
 羨ましいですねぇ。
 55歳で退職金をもらって悠々自適の生活をおくれたのですから。
 時代はかわり、定年は還暦となり、今や65歳になろうかという時代になりました。
 懲役38年だと思っていたのに、43年に延びるんでしょうね。
 ご赦免船はその帆柱さえ見えません。
 現代の水呑百姓であるサラリーマンは、生涯働けということなんでしょうか。
 そして定年退職を迎えたならば、とっとと死ぬのが国家財政のためには喜ばしいことだなんて、人は何のために生まれ、労働してきたのか分かりません。

 それでも、食うためには辛くて面白くもない労働に耐えなければなりません。
 戦争や暗殺のことに思いを致しても、私は私すら救えずにいます。
 多くの人がそうなんでしょうが、私の損な思い癖が私を苦しめます。
 発心して出家したとしても、おそらくは苦しみから抜けだすことなどできないでしょう。

 人間というもの、因果なものです。


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