中華街の魅力

齋藤修と多くの人が中華街情報を共有する場となることを期待いたします。最近中華街にあまりいけず、データーを整理しています。

媽祖小路に「客満堂」と言う小さな店が開店した

2008-10-22 06:46:06 | 店の情報

媽祖小路は非常に地味な道。中華料理店も数店舗しかない。そのせいか人の動きも少ない場所である。昨年、仙鶴楼という店舗が開業していたがやはり地の利が悪かったのであろうか、「客万堂」という店にバトンが渡された。

この店舗は、1回しか店舗スペースがなくなかなか開店としては難しい店舗。新店舗でも30人がぎりぎりであろうと思われる規模である。当然オーナーシェフの店となる。今回は若い奥さん?が切り盛りしているしているである(前回も東京の人気店でチーフまでしていた方)。

店頭には、多くの掲示が出ていた。開店記念とはなっていたが、ビール3杯100円。飲み放題1500円なども出るなど、中華居酒屋として客層を狙う手法のようである。焼き鳥なども書いてあった。「ちょい呑みセット」が好きな自分としては、①ビール②ザーサイ③バンバンジー④餃子はなかなか魅力がある。近日中に試してみたい。

さてランチ。定食として5種が600円、ラーメン+半チャーハン700円、中華丼+半ラーメン800円というラインナップ。週替わりで定食はある程度変化するらしい。今日は「豚レバーの四川風炒め」を注文する。

店内は以前の状況には大きな変化がない。大きな円卓と、テーブル席が6客程度、奥に囲まれたグループ席はあるが個室はない。奥の落ち着いた席に案内される。非常に客あしらいがよい女性が終始世話をしてくれた。

 

すぐに、スープ・漬け物・ライスが出される。スープは作り置きであろうが、あっさりとした仕上がりの具だくさん非常においしい。漬け物も私の好きな酢漬け。それも浅漬け。これまたおいしい。料理が来るまでにスープを飲み干せば、「おかわりをどうぞ」のうれしいお誘い(基本はご飯のみおかわり可)。同然遠慮はしない。しかし、この価格でスープが皿にのせられてくるサービスなかなかうれしい。

「豚レバーの四川風炒め」はまさしくそのままの姿。具に味がしみこんだもの。レバーも盛りだくさんに入っている。炒め具合も量も十分。辛みがあるのでご飯が進む。これまたご飯が少なくなると「おかわりできますよ」の一声。器を差し出そう十もつていると、新しい器で持ってきてくれた。これまたうれしい配慮。この料理に限っては、味が多少淡泊。もう少しこくが入っていればうれしかった。しかし、かすかに利いた酢の味付けが、レバーを優しく仕上げていた。

当然、食べ終わる頃に「デザート(杏仁豆腐)」が持ってこられた。これまた小皿に乗せられている。さっぱりしている感じ。私は好きであるが、濃い味(クリーミー)が好きな人は物足りないかもしれない。しかし、これだけのラインナップで600円、心遣いを考えれば敬意を感じざる得ない。是非健闘してほしい店の開業である。

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