山東餃子で有名な(マスコミにたびたび登場する)山東が、香港路の揚州酒家の後に入ってから1ヶ月程度かもしれない。本店は行列を見るが、香港路の店は、閑古鳥。あまり知名度がないのかもしれない。ランチの提供がないので、私の苦手な山東餃子だけをだべるのも・・ランチでは・・。と思っていれば、なんとランチの看板。
本店でも見たことのないこと。メニューは非常にポピラーなラインナップ。たしょう躊躇はしたが、ランチを逃すと今度いつ出るかわからない。そもそも関帝廟にあった小さな店。いつ頃だろうかマスコミにたびたび登場し、餃子だけが突起してしまった感じがある。餃子は趣向品食べた人が気に入ればよい。
さて、ランチのメニューは①青椒牛肉絲②ニラとエビ・卵の炒め物③レバニラ④酢豚⑤唐揚げ。珍しいほど定番メニューが並ぶ。やや違う、「エビ・ニラ玉子炒め」を注文する。いずれも、「お新香」「ご飯」「スープ」「デザート(杏仁豆腐)」がつくらしい。でも価格は735円。最近の中華街では、非常に高めの価格。通常だと点心等がつくと満足はする価格帯。
店に入れば、ランチタイムにも関わらす、客はいない。入り口に餃子を作るコーナーが準備され、どうやら研修中のようである。年配の従業員が皮作りから教えていた。まずはおしぼり。お新香が出された。「大根とにんじんの浅漬け」。薄味でおいしい。もう少し量はほしいものだ。各机には餃子につける甘辛いたれが大量に置かれていた。これが店内ににおいが充満。何か不思議なにおいがした。
10分程度したら出された料理。スープは卵スープ。ご飯は通常(おかわりは当然できるらしい)のもの。料理に目がいき、唖然。「ニラの代わりにグリーンピース」。これなら頼まない。サービスの女性にいえば「作り直しますか」のうれしい対応。こういう場合には、遠慮する。しかし、料理を食べて見て後悔する。中華街で食べる卵料理は、ふんわりとしている。この料理は辛い。まして塩味のみしか感じない。エビは完全に堅くなっている。
久しぶりに出会ったひどい料理。これで735円。大丈夫であろうか。杏仁豆腐も同様である。久しぶりにおかわりもせず、料理を残して店を出た。おもしろいのはメニュー。「ニラ」の文字が紙を貼られ訂正されていた。私がいたのは13時30分頃。それまで料理が出なかったのか、グリーンピースを客はニラと思って食べていたのか?
試しに山東で味を確かめてみたら奇妙な味・本店でもそうでしたが。これは趣向の問題でしょう。