みやしたの気まぐれblog

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北陸ぐるっと列車撮影旅行 その10「稲荷町駅で富山地鉄の撮影」

2014-02-02 19:51:06 | 撮り鉄
北陸ぐるっと列車撮影旅行シリーズの10回目です。

1/19の午後、当初の予定から大幅に遅れて富山に到着した私は、遅れのために予定を変更し、富山地方鉄道の乗り鉄+郊外電車撮影をするところだったのを、乗り鉄はあきらめて郊外電車撮影に集中することにしました。
富山地方鉄道はかつて富山と高岡に多数の路線を持っていましたが、主に高岡側の路線は譲渡、廃止され、現在はJR北陸本線の南側を中心に鉄道3線と軌道線を運行しています。地方鉄道としては路線規模が大きく、立山、宇奈月温泉と言った日本有数の観光地へのアクセス路線として、地元の足と観光の両方で頑張っています。近年は、路面電車関係の話題が多かったのですが、2011年から鉄道線(郊外電車)の話題が増え始めました。来年に控えている北陸新幹線の開業に備え、観光鉄道としての立ち位置をより明確にすべく、2つの観光列車が誕生しています。今回はその2つの観光列車を撮影するため、電鉄富山駅の隣で有り、車庫のある駅である稲荷町駅へ行きました。


電鉄富山駅を出て、乗車している17480形から前方を見る。かつてあったJRとの連絡線は廃止されている
稲荷町駅の車庫が見える。乗車している列車は本線の列車であり、この後左へ曲がっていく

行き違いの10030形が見えた。元京阪3000系だ

稲荷町を発車し上市へ向かう17480形

10030形も電鉄富山へ向かっていった

稲荷町駅は富山地鉄の3線のうち、本線・立山線と不二越・上滝線が分岐する駅です。本線・立山線は2面2線で、不二越・上滝線は1面1線。この分岐している真ん中に車庫および車両工場があります。
今回使用した「市内電車・バス1日ふりーきっぷ」は不二越・上滝線の電鉄富山-南富山まで利用可能で、稲荷町もフリーク缶に入っています。それを利用し、この駅で2つの観光列車の撮影を行うことにしました。

稲荷町駅の本線・立山線下り線ホームで。上り線の向こうには留置線があり、電気機関車の姿が

さらに電車も留置されているが、これらは廃車となって部品取り用になっていると思われる車両である

クハ173。富山地鉄の郊外電車の型式番号は非常に独特で、どういう基準で発番しているのかわかりにくい。電動機の出力を馬力に計算し直して110kWだと147PSくらいなので、147xx形となるらしい

こちらは8590系中間車。ブルーシートで扉をふさいでいるし、部品取り用だろう

奥の方に16010形の中間車の姿が見えた。現在は使用していない、クハ111だろう。塗装が剥がれてきている

富山に着いてからずっと積雪なのだが、かなり寒かった。よく見ると、雪が結晶のまま降ってきていた

時間になって、姿を現した。16010形

元西武5000系「レッドアロー」。1年ほど前にリニューアルされ、16010形「ALPS EXPRESS」となった

稲荷町は通過する特急なのだが、非常にゆっくり入ってきて、結局運転停車した

このため、先頭側にまわって写真を撮ることも可能だった

稲荷町を発車した16010形「ALPS EXPRESS」。うーん、乗りたかったなあ

不二越・上滝線は14720形が電鉄富山へ向かっていった

ホームを移動して、機関車を撮影。デキ12020形で、数字からすると大半の電車より電動機の出力は小さいのだが、電動機は4つ積んでいるのだそうだ

不二越・上滝線のホームへ移動すると、車庫と工場の姿を見ることが出来る

一方、本線・立山線で17480形が電鉄富山へ向かっていった

留置されている10020形と10030形。10020形は富山地鉄オリジナル

その隣には16010形の元レッドアローが見える。16010形は2編成のみの存在のため、こちらは観光用改造をされていない原型に近い車両

撮影していると、16010形「ALPS EXPRESS」が電鉄富山から戻ってきた

乗務員を降ろして、車庫の人員と交代していた。このため、この位置で少しの間停車

車庫入りの途中、側面を撮影。中間車は土日のみの連結で、この車両が座席指定車となっている

車庫に入った16010形「ALPS EXPRESS」

工場の庫内にいた14760形が庫外に出て、側線へ入り直した

全部で4車種、5種類。左から16010形(元西武5000系)、14760形(富山地鉄オリジナル)、10020形(富山地鉄オリジナル)、10030形(元京阪3000系)、16010形「ALPS EXPRESS」(元西武5000系)

本線・立山線で先ほど電鉄富山へ行った17480形が戻ってきていた

時間があったのでちょっと駅を出てみた。稲荷町駅の駅舎。有人駅である

稲荷町駅の改札口

再度ホームに行くと、今度は工場内に17480形が入っていた。これで5車種だ

不二越・上滝線の電車がやってきた。先頭はクハ172

後方はモハ14722。14720形は元々2両しか無いのだが、数年前に車両火災で1両が焼失したため、この1両だけの存在となった

再度本線側へ移動。10030形が入線

ホームへゆっくり進入する10030形

ちょうど電鉄富山から来た14760形と行き違いになった

立山へ向かう14760形

そしてもう1本の観光列車がやってきた。京阪3000形の塗装を復元し、2階建て中間車を昨年受領して運行回した「ダブルデッカーエキスプレス」だ



京阪で廃車になった8000形30番台(元3000系)の2階建て中間車を引き継いだ、北陸地方唯一の2階建て車両。関西鉄道ファンの呼び水となるだろうか。できれば京阪で最後まで活躍していた車両と同様にステンレスダミー幌でも付けて欲しいが

不二越・上滝線ホームへ移動し、16010形「ALPS EXPRESS」と、電鉄富山行きの14760形を一緒に撮影

電鉄富山へ向かう14760形

10030形が一度出ていったのだが、再度入線

入線後の状態

さらに10030形「ダブルデッカーエキスプレス」が電鉄富山から戻ってきた


車庫へ入っていく10030形「ダブルデッカーエキスプレス」

このダブルデッカーは元々普通の平屋の中間車だった物をわざわざ2階建てに改造したらしい。最初から2階建てとして設計されていない物を2階建てに改造するという京阪の発想には驚かされる。なお、富山地鉄移籍により、レール幅の違いから台車は交換されている

10030形「ダブルデッカーエキスプレス」が収まり、再度勢揃いと言った感じの稲荷町車庫

16010形「ALPS EXPRESS」を除いた5本の前面を撮影

ここまで撮影したところで、もう十分だなと判断しました。郊外電車は形式としては全形式見ましたからね。
このあとは、不二越・上滝線に乗って南富山へ向かうことにしました。

不二越・上滝線の10030形

以下、次回。
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2 コメント

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Unknown (風旅記)
2014-02-05 09:52:17
おはようございます。
富山地鉄もゆっくり巡って楽しめる私鉄でしょうね。お写真楽しませて頂きました。
こうして見ると、過半が他社からの譲受車になっているのですね。昔ながらの白・灰・赤のカラーの、独自性のあるデザインの車両が、一番好ましく見えてしまいます。
4扉ロングシート車が必要なくらいに乗客が多いとすれば実に良いことなのですが、旅して訪れる立場からだと、ちょっと残念かもしれません。
列車を包む大粒の雪もいいですね。
今後とも、宜しくお願い致します。
風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/
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Re: Unknown (みやした)
2014-02-05 21:42:29
>shin様
こんばんは。
富山地鉄はオリジナル車に加えて、西武、京阪の車両が走り、そこに東急も加わって訪れる楽しみが増えました。
今回は乗れなかった観光特急にも、また乗車しに訪れたいと思ってます。
白系のだいこん電車、黄色と緑のかぼちゃ電車どっちも好きですよ。14760形の場合は白系の方が似合っていると思いますけどね。10030形については、むしろ京阪オリジナル塗装より似合っている気がします・・・・
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