玉川上水みどりといきもの会議

玉川上水の自然を生物多様性の観点でとらえ、そのよりよいあり方を模索し、発信します

仙川のタヌキ 5/21d 仙吉・仙子

2020-05-24 09:50:07 | 5月の植物

この写真が仙吉・仙子の関係を象徴しているような気がします。仙吉はメタボおじさんなので、下水管に登るのが苦手で、のぞいています。のぞいても何にもなりませんが、登りたくてのぞいているところです。そこに餌を食べてきた仙子が戻ってきました。この後でヒョイと下水管に上がるのですが、巣に戻って哺乳するか、あるいは餌を吐き出して子供に与えるのかもしれません。
 カメラの記録から2頭とも巣にいる時間帯が確認されましたが、そのとき仙子は2回、巣を離れて外出しました。仙吉は登るのが苦手だから、一度上がると降りてこないみたいです。その
間も「しっかり女房」の仙子は子育てを続けています。
 なんだか人の家庭にもありそうで身につまされるきがしますが、微笑ましさも感じます。

仙川のタヌキ 5/21c

2020-05-23 12:19:14 | 5月の植物
仙吉は下水管の前に来ても、仙子のようにヒラリと飛び上がることをしません。登りたそうに
入り口を眺めるのですが、ためらっているようです。見ると体型はかなり太め、メタボ
おじさんみたいです。
 あるショットでは飛び上がったものの、下水管の入り口にしがみついてそのままでした。


そして、そのままずるずると落ちてしまいました。どうやらこの高さはギリギリで、登れる時と失敗する時が半々くらいみたいです。


ずり落ちた。




仙川のタヌキ 5/21の2

2020-05-22 21:06:31 | 5月の植物
21日に回収したデータで、ため糞場に来ていたもう1匹は仙子のペアのようだということがわかりました。というのは19日の夜に下水管の前に2頭で現れ、一緒にその前でしばらくいたりしたのです。そしてその後、もう1頭も下水管に入りました。
 最初の仙子は授乳していたようなので、母親と思われます。もう1匹は父親でしょうから、「仙吉」と呼ぶことにしました。カメラはほぼ全ての「上り下り」を捉えていますから、滞在時間と外出時間がわかりますが、2頭となると話が複雑です。

一緒に歩く

下水管の前で


仙川のタヌキ 5/21

2020-05-21 21:01:31 | 5月の植物
また豊口さんと棚橋さんが同行してくれました。ため糞場でカメラのチェック、分の採集をし、仙川を南西に歩き、一度巣のある下水管のところに戻り、それから今度は東側を歩きました。
 ため糞場でカメラのチェックをしたら、なんと2頭のタヌキがきていました。


別の時には糞をしているところが写りました。イヌと同じで、糞をするときは
尻尾を持ち上げます。


仙川のタヌキ 5/20

2020-05-20 17:42:40 | 5月の植物
センサーカメラは順調で仙子の上り下りが記録されています。ただ、これまでは上りはいいのですが、降りた写真は地面に降りた後の動きしか撮れていませんでした。同じように撮影するつもりでしたが、カメラを設置した時、少し上むきにセットしました。そのせいで、カメラのセンサーが被写体を感知するタイミングが違ったようです。多分穴の入り口に来たらスイッチオンになったものと思われます。その結果降りるようすが撮影されていました。登る時もそうでしたが、降りる時もこともなげで、タヌキの意外な身軽な身のこなしに驚きます。