玉川上水みどりといきもの会議

玉川上水の自然を生物多様性の観点でとらえ、そのよりよいあり方を模索し、発信します

津田塾大のタヌキのフン内容の変化

2018-11-26 05:35:52 | 生きもの調べ
津田塾大学の冬のタヌキの糞における検出物の出現頻度の推移
– 2017年11月から2018年11月まで -

2018.11.25 更新

 津田塾大学キャンパスでは3カ所のタヌキのタメフン場を確認し、定期的に回収することで食性の季節変化を明らかにした(こちら)。



 2017年11月からは頻度法で主要成分を検出している。この方法は全体の組成の量的割合はわからないが、糞全体に対してどの程度の頻度で出現するかを調べることができる。

<方法>
 2017年11月以降に3カ所のタメフン場で同じ糞と判断されるものを一つのサンプルとして採取した。付図には検出物を植物質、動物質、人工物の順に示した。


タヌキの糞


 それを0.5mm間隔のふるい上で水洗し、乾燥させてから主要物を取り出した。出現頻度とはその成分を含む糞数を分析糞総数で割った値(何個の糞のうち何個に含まれていたか)である。


タヌキの糞を水洗する学生


水洗する様子


<結果と考察>
2017年11月にはカキとブドウが高頻度であったが、その後、大幅に減少し、2月以降は低迷した。このことは秋に供給された果実類が冬の間にどんどん少なくなっていったことを示している。頻度の数字はカキやブドウほど明瞭ではないが、ムクノキの10月までは非常に高頻度であるが、11月以降は低迷した。タヌキは地上に落ちていた果実を、丁寧に探して食べているようだ。多くはないが3月、4月になってドングリや殻が検出された。ほぼ未消化の状態で出てきたので、栄養摂取になっているとは思えないが、記録しておいた。イネ科は主にアズマネザサであるが、これもこの期間に供給量が増えることはないので、これも果実が乏しくなったためにタヌキが口にするようになったと考えられる。
 4月には果実はごく少なくなったが、5月になるとサクラがやや頻度が高くなり、低頻度ながらクサボケ、ナツグミなど、初夏の果実が検出されるようになった。
 6月にはウメとクサボケが検出された。またイネ科の葉が頻度30%ほど出た。
 7月には2度訪問したが、糞は分解されていて回収できなかった。センサーカメラには排糞するタヌキが撮影されていたから、分解が活発であることは間違いない。
 8月にはブルーベリーとブドウが高頻度で、フンによってはほとんどがこれらで占められているものもあった。(こちら)。
 9月になると糞虫の活動が不活発になったため、急に糞が多くなった。多くの糞からカキが検出され、量的にも非常に多かった。ブルーベリーは出なくなり、ブドウも減少した。ムクノキが15%ほど出現した。キャンパス内にギンナンが落ち始めたが、糞からは検出されていない。
 10月になると大きな変化があり、カキとムクノキの果実と種子が非常に多くなり、そのほかにエノキ、ブドウの種子が検出された。
 11月は基本的に10月と同じであり、カキが高頻度かつ、占有率も高かった。ただしムクノキは頻度が少なくなった。


植物質の出現頻度の月変化。一度でも10%以上になったもの。


 動物質・人工物では、骨は11月から1月にかけて明らかに減少した。11月に多かった理由はよくわからないが、大きめの鳥の骨と思われ、灰色の羽毛もあったことから、ドバトである可能性がある。もしそうであれば、この時に偶然にドバトの死体が供給され、タヌキが集中的に利用するということがあったのかもしれない。しかし1月に一度減少してからその後、徐々に増加し、4月には50%近くになった。また哺乳類の毛も秋には低頻度であったが、3月から5月にかけて大きく増加した。毛はネズミのものと思われるが、ネズミの下顎骨は出ていない。
 5月はほとんどの糞から毛が検出された。また、羽毛、昆虫も3月に増加し、4月にもある程度出現した。果実類がなくなったこの時期、タヌキは食べ物を動物にシフトせざるを得ないものと思われる。5月には、哺乳類の毛は4月以上に高頻度になった。プラスチック・ポリ袋などの人工物の出現頻度は明瞭な月変化を示さなかった。
 6月には昆虫の出現頻度が非常に高くなり、ほぼ全ての糞から検出された。カブトムシと思われる昆虫の体も検出された。毛と骨はは頻度がやや下がった。
 8月には脊椎動物は全く検出されなくなり、甲虫が非常に多くなった。タヌキの食物事情は良くなったようだが、一部にはポリ袋も検出された。
 9月になると、哺乳類の毛も鳥類の羽毛も全く出現しなくなり、昆虫は頻度で50%あまりを維持したものの、量的には微量となった。人工物も全く出現せず、果実が優占していた。
 10月になると、昆虫はごく少なくなり、哺乳類や鳥類は全く検出されなくなった。ポリ袋と何らかの食品の包装袋が少数例検出された。
 11月は10月とほぼ同様であったが、鳥類の骨が出た点が夏にはなかったことである。


動物質と人工物の出現頻度の月変化


<まとめ>
 推移を見ると秋にはほとんどの糞に大量のカキが含まれていたが、月を追うごとに急激に減少した。そして出現した種子の種類は限定的だった。3月、4月になると動物質が高頻度になったことから、タヌキは果実がなくなり、乏しい動物質(哺乳類や鳥類の死体、昆虫)にシフトしたと考えられる。5月になると哺乳類の毛が非常に高頻度になったが、同時にサクラなどの初夏の果実の種子も出現するようになった。いくつかの人工物が検出されたが、頻度は低かったから人工物に依存的とは言えないようだった。6月は昆虫が高頻度になり、毛もある程度高頻度であり、動物が多かった。果実としては春の果実が検出された。8月には哺乳類や鳥類は全く検出されなくなり、ブルーベリーやブドウなどの果物と甲虫が高頻度になった(量的にも多かった)。9月になると劇的な変化が見られカキを主体とし、ムクノキも出現するようになり、昆虫も量的にはほとんど出なくなり、哺乳類と鳥類は全く検出されなくなった。10月になると9月の傾向がよりはっきりして、カキとムクノキが頻度、占有率ともに非常に大きくなり、糞の組成が単純になった。動物質はほとんど出なくなった。11月はほぼ10月を引き継ぎ、「カキの旬」出会った。
 昨年の11月から初めて10月で一巡したが、確認を含めて11月まで見た。津田塾大学のタヌキの食性は大きく言えば秋から冬の果実(特にカキ)の時期と春の鳥・哺乳類の時期、昆虫の夏に分けることができそうである。ただし夏は糞虫による分解が激しくて分析サンプルが十分には確保できなかった。また人工物は市街地に生息することを考えれば非常に低率であると言える。

<検出物>
上から哺乳類、鳥類、無脊椎動物、植物、人工物の順に配列した。格子間隔は5mm


2017年12月


2018年1月



2018年3月



2018年4月


2018年5月


2018年6月


2018年8月


2018年9月


2018年10月



2018年11月


11月24日の「木の実・草の実・たねしらべ」

2018-11-24 21:33:27 | 観察会


子供の作品 更新中
子供の感想
保護者の感想
スタッフの感想 更新中

 11月24日に「木の実・草の実・たねしらべ」と題する子供観察会をしました。コンビニに9時半に集合なので、スタッフは9時過ぎから集まりました。来た人から名前を確認、胸に荷造りテープで名前をつけてもらいました。
 最初に簡単に挨拶をして、早速玉川上水に行き、すぐのところにある「水車林」という林まで行ってから説明を始めました。玉川上水は一部の木々が色づいて秋らしい景色になっていました。
 子供達に自己紹介をしてもらいましたが、知らない人の前なので恥ずかしそうに小さい声の子が何人かいました。この林にはエノキが多いので、挨拶もそこそこで、説明を始めました。



「先生よりみんなの方が目がいいはずだから、よく見てね。木の葉のところに黒い点々があるでしょう。あれはエノキの実です。あれが下に落ちているはずだから、探して見て」





 子供達は枯葉の中をのぞいて
「あった」
と嬉しそうに報告します。ジップ袋を配って入れてもらいました。





「あのね、これは食べられるんだよ。みんなが食べるお菓子のように甘くはないけど、ちょっと甘い味がするんだ。ちょっとかじって見て」
「えっ、そうなの」
と大人からも声が上がりました。
「あ、ほんとだ、ちょっと甘い」
という子もいましたが、地面に落ちていたものを口にするのは抵抗があるような子もいたようです。

「みんなはどのくらい色の名前を知っているかなあ。これは?」と言ってマサキを示すと
「みどり」
「そうだね、じゃあこれは?」
とエノキの枯葉を示すと
「茶色」
「そうか、茶色は知っているのだ、じゃあこれは?」
とウワミズザクラがあったので示すと
「黄色」
と大体の色は知っているようでした。
「林を見ると色々な色があるね。夏は緑だったけど、秋になると黄色や赤になる葉っぱがあるし、木の実も初めは緑だけど、赤とか紫になるものがあるんだよ」

 それから玉川上水に戻ってもらいましたが、林に入るところにある小さな橋のたもとにクサギがなっていたので説明しました。



「これはクサギと言って独特の匂いがする木で、青い実がなっています。萼が赤いのでとても目立ちます」


クサギ


枝を折って葉っぱの匂いを嗅いでもらうと
「あ、ほんとだ臭い」
「匂いがするけど、別に臭くない」



と色々な反応がありました。

玉川上水沿いは木々が色づき始めていました。



道は、このところ乾燥したせいで砂埃がササなどにかぶってほこりっぽい感じでした。しばらく行きとムラサキシキブがありました。今はこれが一番多いようでした。ピンクがかった紫でとてもきれいでした。子供にとれるように幹を曲げ、自分でとらせました。そしてポリ袋に入れると、色とりどりになって楽しげでした。








 そのあとは創価高校の脇で、木が密生しているので、果実はあまりありませんでした。ところどころにヤマモミジが紅葉しているのが見られました。







注目すべきことに、コナラの直径30cmくらいのが幹でボキリと折れていました。



「9月30日の夜中から10月1日の朝にかけて台風24号が来てすごい風が吹きました。八王子では風速40数メートルにもなったそうです。それでこういう具合に木が倒れたり、折れたりしました。私たちは玉川上水で植物を調べていますが、30キロに101本の木が倒れていました。この木を折ろうとしても、何十人がかかっても絶対折れません。それが風で折れたんだから、どれだけ強い風が吹いたんだろうと思います。このフェンスも鉄筋入りですが、折れています」
と大人に話をしました。
 その先でツルウメモドキがあったので紹介しました。
「黄色の果皮の中に赤い種子が入っています。普通は果実に果肉があって、中に硬い種子が入っていますが、これは果皮があって果肉がなく、種子が果実のように赤い色をつけて果実の役目をしている、ちょっと変わった果実です。この黄色と赤のコントラストが鮮やかなので生花などに使われます。花は小さくて緑色で気づく人はいませんが、秋になって気づきます」







「この先にシロダモ があります。玉川上水には割合よくあります。赤い大きな実を塊でつけます」



そこに行くと、地面にチゴユリがたくさんあり、よく探すと2つだけ実がありました。



 クヌギのドングリがあったので、
「ここまでは降りてきていいから入ってドングリを拾ってみよう」



と言ったら何人かの子が嬉しそうに拾っていました。



 こういう調子で、ノイバラ、ナンテンなどもとってもらい、袋は賑やかになってきました。


ノイバラ



 ここで上水公園が近くなったので、木の実集めは終わりにして、そこにあったイノコズチをとり、保護者の一人の服にイノコズチの穂をつけて引くと果実がつきました。別の子供にも同じようにしてみました。







「これは果実の一部に曲がったトゲみたいなものがついていて、木綿や毛糸によくつきます。こうして動物の体について運んでもらいます。今ファーブル(実体顕微鏡)とルーペを出すから、よく見てね」
とベンチに置いて見てもらいました。




 ここで玉川上水をバックにして記念撮影をしました。



 それから少し歩いて武蔵野美術大学に行きました。2号館にツタが這っているので、その壁に行って子供に採集させてから、食べてもらいました。



美味しいというものではありませんが、ブドウの仲間なので十分食べられるものです。





 2階に上がると、一足先にきていた関野先生が待っていました。教室に入って前の机に豊口さんと私が事前に集めていた果実を並べ、子供達には前に、保護者には後ろに座ってもらいました。
「今日は色々な木の実を集めました。その中から好きなのを3つ選んでね。そしてそのうち2つをスケッチしてもらいます。スケッチするときは、こうしてください」
と言って、黒板にスケッチブックの枠を書いて
「本物はこんなに小さいけど、絵ではそれを紙の半分くらいの大きさに描いてね」
 実は粘土細工をして、そのあとでスケッチと考えていたのですが、1時間ほどしかなかったので、粘土は諦めることにしました。




 子供達が描き始めてから、果実の名前を教えて回りました。子供によって速い、遅いがあるので、ある程度できたところで、説明をしました。
「次に、好きな実を1つ選んで、中にタネが何個入っているか調べてみて」
と言って果実の中の種子数を調べてもらいました。そして紙に果実のおよその形、色を描いて、中に種子を描きました。
 そうして、ノイバラ、ムラサキシキブ、クスノキ、ゴンズイ、ヤブコウジが並びました。



「こういうふうに、中にいろんな大きさのタネが1個とか9個とかいろいろ入っているね。それに比べると木の実は大きさもそれほど違わないね」
 それから
「今度はね、自分の好きな果実を選んで、それが赤なら、ここに色々な色が並んでいるので、その中で赤の上にマグネットをつけてね」
と色チャートを見せました。
「森の中にあった色を思い出すと、緑とか黄色とか茶色などがあったし、赤い実もあったね。ここにはそういう色が並べてあります。緑はこの辺、赤はこの辺にあるから、自分が選んだ実の色のところにマグネットをつけてね」
子供達は教卓に集まってきてマグネットをもらってつけて行きました。そうするとほとんどが赤、紫が1つ、緑が1つになりました。





「この緑はアオキの若い実で、これから熟すと赤くなるので、最後はこっちに行きます」と赤の領域を示しました。
「では、なぜ赤い実が多いんだろう?」
と水を向けましたが、これには反応がありませんでした。こういう質問のされ方はあまり経験がないのか、それとも知らない人の前で手をあげるのが恥ずかしかったのかはわかりません。
「それはね、緑の林の中では緑の身は目立たないけど、赤い実ならよく目立つから、鳥が見つけやすいんだ。宣伝をしているということだね」
と説明しましたが、あまり理解していないようで、保護者の方が頷いていました。小学生にはピンとこないようでした。

 いよいよあまり時間が残っていないようだったので、次の内容を説明しました。木から離れるとクルクル回って風に乗って飛ぶタイプの果実はマツとかカエデなどがありますが、それらは小さいので、アオギリを用意しました。
 アオギリは長さが10cmほどもある大きな果実で、靴べらみたいですが、そのくぼみをもっと強調したようになっていて、そこに数個の種子がついています。中華料理のレンゲといったほうがいいかもしれません。種子は外れやすく、拾ったときに1個のもの、全くないものもあります。右と左が少しずれてついています。果実部分はとても軽いので、空気を孕んでゆっくりと落ちようとします。種子が左右でずれているために、落ちるときに左右にズレが生じ、クルクルと回転して落ちるようになっています。果実の重さと果実の抵抗がうまくバランスが取れると見事な回転が生まれます。


アオギリの果実

教卓に登って落とすとあまりクルクルとは回りませんでしたが、回転するようすは見えました。



「ではこれを中庭でやって見るので、みんな外に出て」
と言いました。子供には1階に降りてもらい、私が2階の廊下から落とすという作戦です。棚橋さんにも降りてもらって「5、4、3、2、1」とカウントダウンしてもらい、ゼロになったら手から離し、そこから「1、2、3」とカウントするようお願いしました。



最初にボールを落とすと、1秒ちょっとで地面につきそうでしたが、男の子が取ろうとして集まるので正確にはわかりませんでした。





それを3回繰り返して大体1秒ちょっとということを確認してから、いよいよアオギリを落とすことにしまいた。子供達は大声で「5、4、3・・・」と「合唱」します。アオギリの果実を5個ほど持って話すとスルスルと落ちるものもありましたが、うまく回転するものもあり、大人からも歓声が上がりました。一番遅いものは8秒ほどかけて落ちました。これを2回やり、やはり8秒ほどでした。











「これをやりたい子?」
というと子供たちが走って階段を駆け上ってきました。







そして2回やって、どれも8秒ほどだということを確認しました。つまりアオギリはボールに比べて8倍ほども滞空時間を長くしているということです。

 教室に戻ってまとめをしました。
「木にはいろいろな実がなります。でも木は根があって動けません。自分の子供であるタネを飛ばすために、赤い実は<おいしい実ですよ>と宣伝して鳥に食べてもらって鳥が遠くに飛んで糞をして運びます。それから動物の体について運んでもらう実もあります。あるいはアオギリのように、風で運ばれるものもあります。こうしてタネを遠くに運ぶような工夫をしているんだね」



子供がどこまで理解したかはわかりません。でも、植物がいろいろな工夫をして暮らしているということを何となく感じてくれればいいと思います。

「今日はねえ、時間がなくて粘土ができなかったけど、ほんとは粘土をやろうと思っていました。それで粘土でタヌキとかクマとかを5つ作って持ってきました。



これをくじ引きでもらう人を決めます。この緑色の棒(と言ってもネジリッコという園芸用の針金にコーティングしたもの)の下に赤い印がついていたら当たり、なければ外れです。赤いのが5本だけあります」
これは嶋本さんにやってもらいました。幼稚園の先生をしているので、子供の扱いがとても上手で、楽しそうにやっていました。









実は本数と人数が合わなくてあたりが2本残ってしまって面倒なことになったのですが、それも嶋本さんがじゃんけんで解決してくれました。
 最後に「認定証」を渡しました。照れ臭そうな嬉しそうな顔をしていました。それから使わなかった粘土を配り、感想文を書いてもらって終わりにしました。





 9時半から2時間半あまり、小さい子供なのに集中を切らさないで楽しみながら勉強してくれたと思います。今回の企画では果実の観察と制作が溶け合ったようなものにしたいと考えていましたが、結果としてどういうものになったかというと、自然を知ることを遊びながら体験させることがうまくできたように思います。ある保護者の方の感想にあった「学校に行きたがりませんが、今日は目を輝かせて参加していて感動しました」という言葉が、そのことを象徴しているように感じました。

 順序は逆ですが、今回のためにチラシを作りましたが、これには棚橋早苗さんがレイアウトなどでご協力いただきました。




 豊口信之さんはこのチラシを公民館などに配布してくださり、当日のために果実を採集して下さいました。武蔵美大の使用に際しては関野吉晴先生にお骨折りいただきました。このほか、リー智子さん、足達千恵子さん、中塚 智恵美さん、平沼みなみさん、嶋本裕子さんにはスタッフとして支えていただきました。写真はいつものように豊口さんと棚橋さんが撮影してくださいました。ありがとうございました。
 子供達が目を輝かせ、嬉しそうな顔をしていたのを思い返すと、心がホワッと暖かくなります。


スケッチ

2018-11-24 10:02:28 | 観察会

あおき ゆみか 


あおき ゆみか 粘土作品


あらい だん


いしだゆうた


いしだゆうた


いしだ わこ


いしだ わこ 木の実のケーキ


おの いちろう


おの さやか


おの みづき


くまだ うり


さかの はるか 右上は粘土で作ったクヌギのドングリ


さとう ゆう


鈴木旅郎


すずき みち


たかつき あかね


とよぐち えいた


とよぐち はな


中川ゆき


古川さわこ


古川さわこ


古川さわこ


古川さわこ


やすこうち はる


やすこうち はる ムラサキシキブ(粘土)

保護者の感想

2018-11-24 09:39:54 | 観察会

新井
最初に木の実を食べていいというところで、まず引き込まれました。なかなかできない体験だと思います。玉川上水の自然の豊かさに感動しました。林の中の実にこんなにいろいろな色があることにおどろきました。教室で、色とりどりの木の実たちが並んだ机の上が、宝箱のようでした。先生たちが、子ども達への伝え方を色々工夫してくださっているのがわかり、とてもありがたかったです。そして、大人も楽しかったです!ぜひまた参加させて下さい。

石田
親子で楽しく参加できてよかったです。草木染めを趣味ではじめてから草花に興味を持ち、図鑑を見ながら散歩していましたが、正直よく知らないことばかりだったので、今回の会は実際に歩きながら学べ、とても有意義でした。また機会があったら参加したいです。

小野
普通に食べられる木の実が何種類もあって驚きました。エノキがトライイチジクみたいな香りでした。紅葉する葉についてのお話をいつか聞きたいです。高槻先生の玉川上水観察会に参加したいです。会の時間はもう少し長くてもいいかなと思います。子供達も12:30か13:00くらいまでなら持つと思います。

久保田
植物に関心の薄かった私でも大いに楽しめた内容でした。草木の名前の由来や存在してきた経緯などの物語をイメージできるといいのですが、今まで名前だけを教えて頂いても興味はわきませんでした。ところが昨日の鳥・動物・風と草木が生き延び繁栄させるための工夫、種の色や中身の有り様など、新しい発見ばかりで興味津々でした。まだまだ不可思議な部分が沢山あるのでしょうが、本などを通して少し学んでみたいと思いました。孫の正樹も楽しかった様子を母親に語っておりました。自分で撮った写真を高槻先生にお届けしたいと言っておりました。

<高槻の追記:当日、久保田さんから「鳥に目立つほうがいいので実が赤いのはわかるが、黒い実もある。どうしてか」という質問をもらいました。確かにそうです。我々には緑の中の黒は目立たないですが、アメリカの研究者がこのことを調べて、鳥の目が捉える波長は赤と同じように黒も目立つということを明らかにしました。>

熊田
小さい頃から遊ばせている玉川上水を子供と一緒に詳しく知ることができてとても楽しかったです。またあればぜひ参加したいです。地球永住計画に参加したくても、夜の会が多く参加できなかったので、子供と参加できるのは大変ありがたいです。

佐藤
本日は興味深いお話をありがとうございました。日常歩いているとなかなか木の実に目が行くことがありません。親にとってもとても良い機会になりました。今日から上や下を見ながら実を探しそうです。学校の授業では面白さを見つけられず、学校に行きたがりませんが、今日は目を輝かせて参加していて感動しました

鈴木
子供達がとても関心を持って参加できたのでよかった。普段見ている木の実の名前や味まで知れてよかった。今度から実や草の味見をしてみようと思う。

豊口
目線を意識して木の実、足元に落とすことで、普段は通りすぎるだけの道にたくさんの色を見つけることができました。とても綺麗。教室の机上が作品みたいでした。実のつく枝を今日みたいに探すのはとても時間が豊かに過ごせたように感じます。息子と久しぶりにゆっくり会話しながら散歩ができました。今日はどうもありがとうございました。

古川
実際に玉川上水で実探しをして教室でスケッチ、とても楽しい教室でした。近くでこんな教室があって参加できて幸せです。

安河内
色とりどりの実がこれほど玉川上水になっていること、気づきませんでした。貴重な機会でした。ありがとうございました。

感想

2018-11-24 09:36:49 | 観察会
おの みづき(4歳)
きのみみつけた。うれしかったです

もちだじゅり(5歳)
いいきもちです。あとなんかもしゃもしゃする。

小野さやか(7歳)
いろいろな木の実があっておもしろかった。

やすこうちはる(7歳)
小さいのや大きいのがあってたのしかったです。

青木ゆみか(8歳)
鳥は赤色とかに気づくけど、黒色も気づくなだなとはじめて知りました。

石田ゆう太(8歳)
きのみおいしかったです。

久保田 正樹(8歳)
1)きのみの中に小さなたねがたくさんはいっていることにびっくりした、
2)あおぎりのはっぱがかぜにのっておちるのがおもしろかった。またきたい。

くま田うり(8歳)
あんなみがあったことがおもしろかったです。

古川さわこ(8歳)
木のみのことをたくさんしれてよかったです。こんど玉川上水をあるくときはとくにちゅうもくしてみます。

さとうゆう(8歳)
木のみがおいしかったです。もっとたべれる木のみがあればいいなあと思いました。

とよぐちはな(8歳)
くじびきに当たりたかった。

もちたいき(8歳)
いろんなしょくぶつをしれてよかったです。

小野 一郎(9歳)
いろいろな木の実のことをしれてよかったです。あと木の実のしゅるいが木の実の赤い理由などいろいろなことを知りました。次の時もきたいです。

新井暖(10歳)
木の実の匂いが特ちょう的でおもしろかったです。

さかのはるか
もう少しクジビキを増やしてください。ねんどやりたかったです。春の季せつにおねがいします。なにでみたかせきのさんからお知らせをもらった。

鈴木 旅郎(10歳)
いろいろな実があってとてもおもしろかったし、いままでみつけたことのない実が見つかってたのしかったです。

豊口瑛太(10歳)

くじびきに当たってよかった。
不明:学校につうがくするときに玉川じょう水をとうるので、みとかをさがすけど、あんまりみつからないけど今日探してみたらもっといっぱいあってミッくりましました。