私もご縁をいただいている考古学研究者であり料理研究家の岡島隆司さんが監修と料理の再現をされた『岡山後楽園 殿様の御馳走帖』(発行 岡山県 後楽園魅力向上委員会 岡山県郷土文化財団)を、送っていただいた。ありがたいことだ。
素晴らしい内容の冊子で感銘を受けた。殿様の御膳22種類、寛彰院の御膳8種類、殿様からのご祝儀(後楽園で働く人へのご祝儀8種類、殿様のもてなし料理3種類)が全てカラー写真で紹介され、それぞれに作り方や解説が書かれて、ボキャ貧の私には「素晴らしい」としか表現できないのが切ない。
岡島隆司さんは岡山市デジタルミュージアム(現シティミュージアム)時代にご縁をいただき、岡山城から掘り出された考古物から池田のお殿様が食べていたお料理などを復元していただき、外国の賓客におもてなし等もした。私が公民館で働いていた時には、「池田のお殿様の食事を楽しむ会」を開催していただいたりもして、ずいぶんとお世話になった。感謝、感謝だ。
これだけの方は、まさに岡山の大切で貴重な財産の一つ。何らかの形で顕彰して欲しいもの。岡島隆司さんがご健勝で、さらなるご活躍を期待する。