中国ドラマ「宮廷の諍い女」 第59話

「太監と宮女」

気まずそうに温実初が碎玉軒に入ってくる。沈眉荘と目が合い、そらしてしまう温実初。「入ろうとしないのは怖いから?」と沈眉荘は言う。「気になることがあるから脈を診てくれるかしら」と沈眉荘に言われ、温実初は脈を診てハッとする。「小主」と温実初が小さな声で言うと「どうやら私の夢はかなったようね」という沈眉荘。「まさか、あの夜の?」と温実初が聞き、沈眉荘は目をつぶりながらうなづく。

愕然とし、動揺する温実初に「九族皆殺しなどと言わないで」と沈眉荘は言う。私の子なのよ、命に代えてでも無事に産みたい、どうか力を貸して、と。「絶対、あの夜を悪夢にしないでほしいの」と言われ、温実初は深々と頭を下げる。


明るい色をした服を着た沈眉荘は、雍正帝が戻る時間を見計らい、采月と一緒になくした腕輪を探すフリをする。予定通りに来た雍正帝は、沈眉荘から入内した年に下賜された腕輪をなくしたという事情を聞き、蘇培盛たちに探すように言う。じきに腕輪は見つかり、雍正帝は沈眉荘の腕にはめる。「今度なくしたら他の品を与える」と言うよう雍正帝。沈眉荘は「情はなくせません」と返し、雍正帝の好きなお茶を宮で準備していると言う。沈眉荘の誘いが嬉しい雍正帝は「ならば伺わんとな」と言うと、沈眉荘と手をつなぎながら歩きだす。
あまりの急展開に驚く蘇培盛。


沈眉荘の宮に行く甄嬛。ようやく明るい色の服を着るようになった沈眉荘に、新しく新調してほしいと甄嬛は明るい色の生地を贈る。そこに蘇培盛が陛下からの品を届けに。今夜は御車が迎えにくると言い、蘇培盛は帰って行く。

時の移り変わり?それとも心変わり?と聞く甄嬛に「生きていくためには踏ん切りをつけないと」と沈眉荘は言う。


雍正帝、甄嬛、葉瀾依と食事をしていた沈眉荘は、懐妊したことを告げる。甄嬛と沈眉荘の懐妊に、これほどの吉事はないと喜ぶ雍正帝。


甄嬛は沈眉荘と敬妃と一緒に端妃の宮へ向かう。端妃の宮には雍正帝が来ていた。
外で待っていた蘇培盛の裾から崔槿汐が刺繍をした品が落ちる。それを手に取った敬妃は、崔槿汐の作に似ていると言い、崔槿汐は「そんなことは…」と顔を引きつらせる。


安陵容が沈眉荘の宮に来る。帽子を塗っていた沈眉荘が、ひげがうまく刺繍できないと言い、安陵容が刺繍を手伝う。そこに温実初が薬を持って来る。


沈眉荘の食欲がなく、顔色が悪いことを心配する雍正帝。采月は昨夜、寝付きが悪かったと言い、安陵容が来るたびに体調を悪くしていると話す。雍正帝は不吉だからと、蘇培盛から安陵容に碎玉軒には訪れるなと伝えるさせる。


朧月に字を教えていた敬妃。そこに第四皇子が来る。母上(甄嬛)に拝謁に向かうため、妹も連れていこうかと、と言う第四皇子。複雑な気持ちのまま「早く戻ってね」と敬妃は言う。そんな敬妃に「永寿宮で朝食を取ってきても?」と第四皇子が言い、敬妃はますます不安になる。
朧月を見送りながら「熹妃(甄嬛)からの指示?朧月を奪うつもりなの?」とつぶやき涙を流す敬妃。そんな敬妃を皇后の侍女、剪秋が見ていた。
敬妃は皇后のもとへ行く。


周りはまだ8か月だと思っているが、お産の準備を進めてほしいと温実初に頼む甄嬛。しかし、温実初はすでに準備はできていると言う。
沈眉荘のことを任せると甄嬛に言われ、温実初は「もし私が過ちを犯したら許してくれますか?」と聞く。私の許しではなく、あなた自身が許せるかよ「許せないなら、できるだけ償うことね」と甄嬛が返すと「そのとおりです。恵嬪(沈眉荘)の件は全力を尽くします。どんな困難に遭っても」と温実初は言い帰っていく。

しばらくして、皇后、端妃、敬妃が甄嬛の宮に来る。
明では宮女と太監が密かに夫婦の関係を結び徐々に政を乱していった、よってそれを教訓に清では太監と宮女の親交を厳しく禁じていると話し、皇后は刺繍のしてある品を甄嬛に見せる。「槿汐の作に似ているようです」と甄嬛が言うと、問題なのは蘇培盛が身に着けていたということだと皇后は言う。

崔槿汐と蘇培盛はすでに拘束されていた。
皇后から説明をするように言われた敬妃は、数日前、蘇培盛がそれを落としたと話す。崔槿汐が落としたものを蘇培盛が拾っただけかもと甄嬛はかばおうとするが、柳の葉を重ねた刺繍は男女の情を表すもの、疑いがある以上、放置は出来ないと皇后は言う。
崔槿汐の部屋が調査されることに。

崔槿汐の部屋から、男女が裸で絡み合う絵が発見され「何て卑猥なものを。罰せぬわけにはいかない」と皇后は怒る。甄嬛は処分を自分に任せてほしいと頼むが、後宮の問題である以上、黙っていられないと皇后は言い、許されなかった。


崔槿汐の命を守ってみせると思う甄嬛は、慎刑司へ向かう。
睡眠時間は2刻ほどしかなく、崔槿汐はずっと働き詰めだった。「絶対に出してあげる」と甄嬛が言うと、出してくれたとしても宮中で笑い者になる、ならばここで尽き果てると甄嬛を気遣って言う崔槿汐。苦労を水の泡になさらないで、と。それでも陥れた者を喜ばせるなんて馬鹿げていると言う甄嬛。絶対に助けると言う。

最初は心まで捧げる気がなかった崔槿汐だが、蘇培盛が拷問でも崔槿汐の名を吐かなかったことを知り「彼の真心を感じた」と言う。そして甄嬛と果郡王の絆がどれほどのものか今なら分かると。
甄嬛は端妃の元へ行き、助けを求める。


皇后は祺嬪に会いに行く。謹慎させられている祺嬪に中秋も近いから陛下にお願いしてみると話す皇后。「この恩にどう報いるかは分かるわね」と皇后が言うと「皇后のためなら死も恐れません。誰の仕業かも分かっています」と祺嬪は言う。


雍正帝は端妃の宮へ。端妃の読んでいた孟子を目にし、見解を聞く雍正帝。そして雍正帝は、崔槿汐と蘇培盛に対しての意見も聞く。皇后は厳罰を主張し、敬妃と甄嬛は沈黙「そなたはどう思う」と。端妃は「皇后は後宮を乱したとお思いでしょうが、私めはそうは感じません。慰めを求めただけでしょう。主に仕えるだけの一生では寂しさも募るもの。彼らの心情を考えると気の毒になってきます」と答える。

「ではどうすればよいと思う」と言う雍正帝に、調べればどの宮にも同じような者はいる「陛下は天下の主です。一国の君主の度量を示し、穏便に済ませたほうがよろしいかと」と言う端妃。「それに熹妃や恵嬪は身ごもっております。残酷な話は聞きたくないかと」とも言われ、雍正帝も身ごもっている2人に殺りくなどは不吉だと思う。


ーつづくー


温実初と沈眉荘は禁断の一夜で懐妊ヽ(＠ω＠；)ノ
あぁぁ、昨日に引き続き大ショック!!
沈眉荘は好きな人の子だから嬉しいと思うけど…。

雍正帝のヒゲが変わりましたね。
・・・・特にイメージは変わらないけど(￣ω￣;)
2人も身ごもって喜んでいるけど、2人とも雍正帝の子じゃないという。
でも、気の毒だとは思えないな(￣▽￣；)

安陵容が刺繍をするだけで、危険!!と思っちゃった(＠_＠;)
あと薬を持ってきた温実初と沈眉荘に何かを感じなかったかな?とドキドキ。

崔槿汐の部屋から見つかったアレ。
アレって本当に崔槿汐の物!?
とてもこんなものを持っている人とは思えないんだけど(;´д｀)ノ

崔槿汐と蘇培盛の件は、敬妃の仕業だよね…(；△；)
敬妃は好きだったけど、甄嬛が戻ってからの敬妃は嫌。
朧月への愛情も、奪われたくないという気持ちも分かるけど、だからこそ甄嬛の気持ちも分かっていいと思う(；_；)
あと、陥れようとする相手が朧月の生母であることも忘れないでほしい。甄嬛に何かをすれば、朧月も傷つけることになるよね。



全然お話とは関係ないけど、崔槿汐と蘇培盛が拘束されて甄嬛が雍正帝に会いに行って、その甄嬛が養心殿から帰る時、手前側の黄色い瓦の上にイヌがいない?
違うかもしれないけど、イヌに見える～(*´ー｀*人)



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