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テイルズウィーバーで行く、エルフィンタ鯖(旧ルグ・トレネ)での津々浦々生活~。

[PC]805でも縦置きっ!

2020-09-06 06:04:15 | PC関連


おはようございます。

大型で猛烈な勢力である「台風10号」の影響が沖縄県・九州地方に出始めております。
まさに台風が接近している地域,そしてこれから近づく地域の方々におきましては、引き続き台風における警戒を続けて頂き、必要に応じて必要な行動を取って頂きたいと思います。

東京においても、台風10号の影響で不安定な天気が続いております。
外出時は引き続き雨具などを持参するのが良いでしょう。


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今回はPCに関する記事です。

最近のハイエンドモデルのグラフィックボード(以下グラボ)となってくると重さが1kgを超えてくるものもあり、マザーボードと接続している部分,PCI Expressスロットにストレスが掛かってくるようになります。

マザーボードベンダーもそうしたグラボ肥大化に対し、メタルパーツを使用して強度を上げていたり、通称”つっかえぼう”を利用してグラボを支えるものが売られています。


そしてここ2~3年の間で、自作PCのケースにおいてグラボを縦置きが可能なものが増えています。
こちらのリンク先のようなもので、グラボにはケースを縦置きするために構造を有しており、マザーボードとグラボを直接接続せず”ライザーケーブル”と呼ばれる延長ケーブルを介して接続する仕組みです。

グラボを縦置きにするメリットとしては、グラボの重みによるマザーボードへのストレスを軽減化する事。そして最近流行りであるLEDライティングの”魅せる設置”になるでしょうか。


グラボを縦置き設置する場合、上記リンク先のように縦置きが可能なケースを購入するのが手っ取り早いです。でも「今使っているケースも気に入っているし・・」という方も多いかと思います。

そこで、既存のケースに縦置きグラボを実現するためのブラケット&ライザーケーブルが売られています。
今回メインPCに縦置きグラボにチャレンジしてみました。

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今回購入したグラボ縦置きブラケットセット,InWin製「PCI-E Riser Cable & Socket」
自分が使用しているケースがInWin製「805」であるため「ここはやはりInWin製をチョイスしないと」というのが大きな理由です。ちなみに製品としては汎用品であるため、ケースの条件(後述)さえあれば、InWin以外のケースにも取り付けは可能です。


取り付け時をするための条件として、所有のケースのPCI-Express拡張スロットが6段分の空きが必要になる事,各スロット間に仕切りが無くスロットカバーを取り外した時、大きな開口部が生まれる事が条件になります。

スロットに仕切りがあるケースの場合は、RAIJINTEK製「PAXX-S」などを使用する事で取り付けは可能です。

また、元々グラボ縦置き用スロットが設置しているPCケースとは異なり、グラボ縦置きブラケットは既存の拡張スロットのスペースを利用する形になります(一部例外はあり。

そのため、グラボ以外の拡張カードなどをセットしている場合、そのカードのサイズにもよりますが、それらを全て外してスペースを作る必要性が出てくるので注意が必要です。
#InWin製のものに限らず、RAIJINTEK製も同様です。





同梱されている縦置きブラケットになります。
InWinのケースでよく使用されるブラックに塗られており、板厚・強度共に問題ありません。

スロットは3スロット分空いていますので、直近で発表された3スロット使用する「GeForce RTX 30シリーズ」も利用できそうです。側面には「InWin」のロゴがうっすらとプリントされています。光を当てないとほぼ見えませんが・・。





ライザーケーブルになります。
先端部にはグラボを接続するためのライザーカードが組付けられており、PCI Express×16スロットが実装されています。

ケーブル本体は一枚のフラットケーブルではなく、4か所に切れ目が入っている構造です。
恐らく柔軟性を持たせるためのものですが、かなりしっかりとした作りになっていますので、強度的にも問題はないと思います。





ケーブル長は約30cm。Micro-ATX/ATXサイズのマザーボードなら十分の長さかと思います。
ちなみにどの位まで曲がるのかな・・とかやってみましたが、折れ目を付けてしまうのが怖いので程々にしておきました。





縦置きブラケットにライザーケーブルを取り付けます。
ライザーケーブル側には取付穴が6か所。同梱しているネジは4本あるので「4本のネジを使って取り付けるんだな」と思いきや、結果的に2本しか使わない構造です。

3スロットグラボの場合と、1~2スロットグラボ用で取り付け位置が微妙に異なります。
この辺はマニュアルに記載されていないので、ちょっと不親切だな~と思ってしまいました。





次に縦置きブラケットにグラボを取り付けます。
ブラケットの強度もあるため、接続時の取り付けずらさといったストレスはゼロ。ライザーケーブルに接続部分のコネクタ等にも過度のストレスは掛かっていません。





ブラケットとグラボを固定する際は、拡張スロットを固定していたネジを流用します。
ブラケットの拡張スロットから映像コネクタもしっかり顔を出しており、ケーブルの接続には問題ありません。汎用製品であるためこういう所の”位置出し”がしっかりしていると嬉しいですね。

これでブラケット側の作業は終了です。





次にPCケース側に組み付ける作業です。
まず拡張スロットカバーを全て取り外します。「805」は仕切りがありませんのでカバーを全部外すとポッカリと四角い穴が開く形になります。

次にライザーケーブルをマザーボードのPCI Express×16スロットに接続します。
差し込んだ後にコネクタの爪がしっかりロックする所まで確認します。ここで接触不良とか悲しすぎますからね。





ブラケットを一旦電源部に載せて、取り付け時の位置関係を確認します。
取り付け時にブラケットの先端部がマザーボードに接触,破損させないよう注意が必要です。

PCケースの切り欠き穴に先端部がしっかり挿入するように組み立てを行います。
今回の作業で一番気を使う所になりますね。





取り付け後に注意すべき点があります。自分の場合は2点ありました。

一つ目はライザーケーブルがCPUヒートシンクなど熱を持つパーツに接触しないよう、ケーブルの取り回す(曲げる)必要があります。耐熱設計にはなっているかと思いますが、敢えて触れない方が熱ストレスによる劣化を防げます。

二つ目はライザーケーブルがマザーボード側に接触してしまいます。
自分はMicro-ATXサイズのマザーボードなので、USBポートに接続するコネクタが接触してしまいました。もしATXサイズのマザーボードの場合、ボード上部の各部品に接触する可能性があります。

こればっかりは構造上ゼロにする事はできないのですが、取り付け前にライザーケーブルの形にクセを付けた上で、可能な限りマザーボードに接触しないようにするしか無さそうです。
クセを付ける場合、あまり曲げすぎると内部断線を起こす可能性がありますので、過度のクセ付けは禁物です。


個人的には「ライザーケーブが長すぎるかな」と思います。
こちらの製品は30cmでしたが他の製品で25cm程のものがありますので、Mini-ITXを使用したコンパクトなPCケースを使用している場合、ライザーケーブが短いものを使用した方が良いでしょう。





ブラケットのセットに問題ない事を確認したら、拡張スロット用ネジ2個使用してブラケットをPCケースに固定します。
「805」は拡張スロットが8個ありますので、ブラケットで占有した6個の他に2個は既存の拡張スロットを使用して蓋をする形になります。

InWin製ブラケット+InWinのPCケースだからというのもあるかと思いますが「最初から付いていたんじゃない??」と感じさせる位、自然に組み上がっています。ブラケットとPCケースの色が一致しているのが良かったです。





そして無事起動,画面も正常に表示されました。
作業時間は約1時間半位ですね。グラボ交換に多少毛が生えたような作業内容ですので、それほど難しい作業ではありません。

グラボの三連ファン上下にはLEDが搭載されており、ASUSのLED同期管理ソフト「ASUS AURA」を使用する事で、同期機能が搭載された機器のLEDと点灯パターンが一緒になります。

個人的にはもう少し光っても良かったかな・・とか思ってみたりもしましたがw。


「縦置きグラボには興味がある,でもケースを買い替えなければできない・・」そうお思いの方は、後付けキットを検討されては如何でしょうか。


個人的にとてもオススメですよ!!w。

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