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塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

街を巡る ドッコイセ~福知山 福知山城_2

2009-10-20 06:26:17 | 街巡り_09
 福知山城の築城は、天正8年(1580)頃にこの丹波の地を平定
した明智光秀が拠点としたのが始まり。それ以来、城主が交代する
ごとに整備が繰り返され、慶長5年(1600)頃に完成。明智から
始まった歴代の城主は、杉原家次、小野木重勝、有馬豊氏、岡部長
盛、稲葉紀通、松平忠房、朽木稙昌(朽木はこれより13代まで続
く)。初代、明智光秀の絵画像が展示されていた。
 明治に入ると廃藩置県や廃城令により取り壊され、石垣と銅門番
所のみ残され、春は桜の名所となっていた。
 天守閣の最上階まで登り、四方の山並みを眺めてみた。この風景
は昔も今も変わりはなかった。特に姫髪山の大文字が目に入ると熱
いものが込み上げてきた。
 城郭には日本一の深さを誇る井戸「豊磐井」(とよいわのい)が
ある。深さは水面まで50mに達し、海抜43mのこの地で、井戸
底は海面下7mになる。岩盤を掘り開いたことの驚きと、今度はそ
の水を汲み上げる作業を思うと、当時の苦労が偲ばれる。
 城内周辺は公園となっており太鼓橋まで架けられていた。以前の
荒れ放題の城壁からしっかりと整備された城に生まれ変わり、明智
や朽木の殿様はさぞや草葉の陰で喜ばれていることだろう。
(京都府福知山市内記)
豊磐井  太鼓橋

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