よむよま

よむ・よまない、それから。

ショウ・マスト・ゴー・オン

2011-03-18 23:39:48 | 見る
パルコ劇場「国民の映画」三谷幸喜
劇場のアナウンスがいつもの「非常灯を消しますが、係員がご案内しますので」うんぬんの後、
「場合によっては公演の中断、もしくは公演の中止ということもございます」と言った。
しかし今夜はありがたいことに、上演中には大きな揺れはなく、
充分に舞台を堪能できました。

開演前に三谷さんが舞台に登場し、大きな拍手に迎えられる。
被災者への言葉と、今日の観客への謝意を述べたあと、
「今回の地震のあと、上演を続けるべきか悩みました。
どこの劇場も悩んだと思います。中止したところもある、上演を続けたところもある。
どこの劇場の出した答えも正解だと思います。
そしてぼくたちは上演を続けることを選びました。
たとえ劇場じゅうの灯が消えても、役者と物語と、来て下さるお客様がいるかぎり、
ぼくは芝居を続けます。
・・・・まぁ、そのときはプロデューサーと相談すると思いますけど(笑)。
いいこともありました。地震の翌日、さすがに客席は空席が多かった。
おかげで役者たちはリラックスして、大変いい演技ができました(笑)。
今日もご覧のように空席が・・・また、いい演技ができることと思います(笑)。
15分の休憩を挟んで3時間の芝居です。
この時間だけでもいろんなことを忘れていただいて・・・といっても、
こういうときに限ってコメディじゃないんですよねー(笑)、
かなりシリアスです。最後の結末も」
と、いつもとちがってまじめに始まり、いつもと同様に笑わせながら、
どうぞ存分に楽しんでくださいと結んで、ご挨拶は終わった。

12日に三谷さんのご挨拶があったという話は聞いていたけど、
ずーっとやってるとは知らなかった。
ぜひ挨拶する必要があるということなのだろう。
おそらく、中止すべきだという意見もあったりするのではないか。
野田秀樹がやはり自分の劇場で、上演を続ける旨の挨拶を貼りだしているんでしょ。
客席は9分か8分かという入り。
空席がぱらぱらある、三谷舞台としては考えられない状況です。

しかし、実は三谷さんはご挨拶だけの登場ではありませんでした。
第2幕の冒頭に鼻笛トーマス(役名なのか!?)として登場し、
コバさんに追い払われます。
楽しいです。
舞台についてはまた後で。

今日の歩数計:6,847歩
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