1月25日のぴったんこカンカンは先日亡くなった市原悦子さん追悼番組だった。
2015年の樹木希林さんと二人ゲストのおもしろおかしかった回(これは見てた)と、
2013年の初出演のときの映像も。
希林さんと一緒のときに持ってた鮮やかな黄色のバッグは、
初出演のときに番組が喜寿のお祝いということでプレゼントしたものだったのね。
銀座の市原さん御用達のバッグ屋さんのもので、
安住さんがこの色を選んでくれた、と。
真夏のロケのようで、絵画館前のイチョウ並木で待ち合わせてるオープニングが、
街路灯の陰から顔半分のぞかせてるという構図で、
大女優にナニをやらせておるのやら。
でも、「家政婦は見た」も、自分でいろいろ提案して、いろいろ挑戦してやってた話が出て、
まじめな作品をやるのと変わらない仕事のしかただったんでしょうね。
希林さんと一緒の回では、「今日は強烈な時間でした」なんていう感想だった市原さんだけど、
初出演のを見ると、市原さんも充分、安住さんを振りまわしてます。
イチョウ並木から出発するときも、
「今日はお買い物しましょう!」とサッサと歩き出し、
銀座に到着してからは、洋服選びに嬉々として、
「このパンツいいわ、楽だし」
パンツと言うのですね、ズボンじゃなくてね。
あれこれ選んで、試着しようとする市原さんに、
「オ、生着替えですか?」とわざと言うと、
「そうよ!脱ぐわよ!」と応じてくれる。
(そうよね、若いころは肉感的な役もやってたはずよ)
とってもおしゃれで、洋服も大好きらしかった。
洋服のあとは、
「さあ!次に行きましょう」と張り切って言うので、安住さんが
「お食事ですね」と言うと、
「鞄を見たいの。一緒に行ってください」ということでバッグ屋さんへ行ったのね。
映画監督・恩地日出夫もサプライズ登場して、
19歳で初めて映像の仕事をした市原さんの話が、
「そのころは女優といえば美人女優ばかりの中で、こういう人を使ったらおもしろいかなと思って」
色黒の不細工な芸者として出てくる、それが場面としておもしろかったんでしょう。
その後、恩地監督は日生劇場で市原悦子を見て驚いた、
「あの色黒芸者の子が王妃をやってるんだよ。裾を引いた衣装で王冠を付けて。大きな舞台の上で」
日生劇場というと、「アンドロマック」だろうか。
「日本むかしばなし」の話も安住さんから出て、
常田富士男さんと二人で、10役20役やる、配役によってどう声を出すか、考えて工夫してやった。
「あれはずっと続けたかったです。常田さんと、二人車いすになってもやりたいねと言ってた」
それでNHKの「おやすみ日本」の眠いいむかしばなしの仕事は楽しかったんだなぁ。
この初出演の回では、子どもたちをスタジオに集めて、お話の朗読もやって、
市原悦子三昧の企画になってました。
張りと艶のある強い声。
希林さんもいないし、独特な存在の人がいなくなって、寂しいです。
2015年の樹木希林さんと二人ゲストのおもしろおかしかった回(これは見てた)と、
2013年の初出演のときの映像も。
希林さんと一緒のときに持ってた鮮やかな黄色のバッグは、
初出演のときに番組が喜寿のお祝いということでプレゼントしたものだったのね。
銀座の市原さん御用達のバッグ屋さんのもので、
安住さんがこの色を選んでくれた、と。
真夏のロケのようで、絵画館前のイチョウ並木で待ち合わせてるオープニングが、
街路灯の陰から顔半分のぞかせてるという構図で、
大女優にナニをやらせておるのやら。
でも、「家政婦は見た」も、自分でいろいろ提案して、いろいろ挑戦してやってた話が出て、
まじめな作品をやるのと変わらない仕事のしかただったんでしょうね。
希林さんと一緒の回では、「今日は強烈な時間でした」なんていう感想だった市原さんだけど、
初出演のを見ると、市原さんも充分、安住さんを振りまわしてます。
イチョウ並木から出発するときも、
「今日はお買い物しましょう!」とサッサと歩き出し、
銀座に到着してからは、洋服選びに嬉々として、
「このパンツいいわ、楽だし」
パンツと言うのですね、ズボンじゃなくてね。
あれこれ選んで、試着しようとする市原さんに、
「オ、生着替えですか?」とわざと言うと、
「そうよ!脱ぐわよ!」と応じてくれる。
(そうよね、若いころは肉感的な役もやってたはずよ)
とってもおしゃれで、洋服も大好きらしかった。
洋服のあとは、
「さあ!次に行きましょう」と張り切って言うので、安住さんが
「お食事ですね」と言うと、
「鞄を見たいの。一緒に行ってください」ということでバッグ屋さんへ行ったのね。
映画監督・恩地日出夫もサプライズ登場して、
19歳で初めて映像の仕事をした市原さんの話が、
「そのころは女優といえば美人女優ばかりの中で、こういう人を使ったらおもしろいかなと思って」
色黒の不細工な芸者として出てくる、それが場面としておもしろかったんでしょう。
その後、恩地監督は日生劇場で市原悦子を見て驚いた、
「あの色黒芸者の子が王妃をやってるんだよ。裾を引いた衣装で王冠を付けて。大きな舞台の上で」
日生劇場というと、「アンドロマック」だろうか。
「日本むかしばなし」の話も安住さんから出て、
常田富士男さんと二人で、10役20役やる、配役によってどう声を出すか、考えて工夫してやった。
「あれはずっと続けたかったです。常田さんと、二人車いすになってもやりたいねと言ってた」
それでNHKの「おやすみ日本」の眠いいむかしばなしの仕事は楽しかったんだなぁ。
この初出演の回では、子どもたちをスタジオに集めて、お話の朗読もやって、
市原悦子三昧の企画になってました。
張りと艶のある強い声。
希林さんもいないし、独特な存在の人がいなくなって、寂しいです。