イタボガキ科のオハグロガキモドキ Saccostrea circumsuta (Born, 1778)
熊野灘沿岸の複数の場所で、オハグロガキモドキを見つけた。ある所ではマガキと混生していた。また,ある所ではマガキ、ケガキと混生していた。波の強く当たらない護岸や岸壁で見られた。
貝の合わせ目がリズミカルに波打っているのがこの種の特徴だと人から聞いた。
日本では小笠原諸島父島の八瀬川の汽水域で1998年2月に発見されて、新称としてオハグロガキモドキの和名が与えられた。
ニュージーランドガキとも言われているが、その名の由来は分からない。世界のあちこちに生息しているようである。
2009.8.22
参考
海洋島第5号 小笠原初記録のカキ「オハグロガキモドキ」 第1巻第5号(通算5号)東京都小笠原水産センター 1999年12月24日発行