ヤマタニシ科のアツブタガイCyclotus campanulatus campanulatus Martens, 1865
鈴鹿市三宅町の集落の中。
マダケのタケノコが見られる民家裏山の落ち葉の間にアツブタガイを発見。
すぐ近くの民家の石垣にも動くアツブタガイを発見。撮影のため、向きを変えようとしたが、厚蓋を閉じて動き出す気配が全く無くなった。
貝の先生が「なかなか出てきてくれないよ。」と言うので諦めた。
「もっと見つかっても良さそうなのに、居なくなったなあ」と先生が言う。
厚い石灰質の蓋を持つことからアツブタガイ(厚蓋貝)という。本州(関東以西)、四国、九州に分布。
『エコロン自然シリーズ 貝』によると、「殻は円盤状。ら塔は少し高まり、ら層は丸く、よくふくらみ、弱い成長脈をきざむが平滑。ふたは厚い石灰質で多旋型。山林の小石や落葉の間にすむ。」
栃木県では絶滅危惧Ⅰ類、埼玉県・福井県・福岡県では絶滅危惧Ⅱ類、京都府・鳥取県では準絶滅危惧種に指定されるなど各地のレッドデータに載っている。
2009.7.1
厚い蓋は革質で円く、殻口から出る。殻皮は平滑で光沢が強い。
見分け方がわからないのですが。
雌雄の見分け方は知らないです。
巻貝の中身を引っ張り出したら判るんでしょうか?私はそんなことしたことありません。