川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

目立ちたがり屋症候群

2010-11-17 09:36:56 | 日記
 世の中には目立ちたい人がいる。たえず目立っていないと不安なのではないかと思われる人がいる。いつもパフォーマンスを連発して目立とうとしている人を、私は「目立ちたがり屋症候群」と呼んでいる。

 他の人から注目されたい、他人から認められたいと思うのは誰もが持っている気持ちであろう。それは私たちが社会の中で成長していくための1つの心の糧ともなる。しかし本当の意味で、他の人から注目され、認められるには、長く地道な努力の積み重ねの末に花開く結果であろう。今年も2人の日本人がノーベル賞を受賞した。まさに最高に目立った瞬間である。しかし、これまでの受賞者もそうであるが、関係者は別として、一般の国民はノーベル賞を受賞されて、初めてそんな偉人がいたことを知った。彼らこそ地道な研究の末に花開いた人たちである。

 成人式で大声をだしたり、暴れたりする若者、町中をクラクションや爆音を鳴らしながら走行する暴走族などは、ただ単に目立つためだけの行動で、中身のない軽薄なパフォーマンスに過ぎず、まさに目立ちたがり屋症候群である。

 スポーツの世界で目立つことは、よいプレーをして良い成績をあげることにつきる。
 芸能界では目立つことも必要かも知れない。もしかすると目立ってなんぼの世界かもしれない。しかし奇抜な言動やパフォーマンスで現れた芸人は、いっ時は注目を集めるかも知れないが、すぐ飽きられて消えていくことになる。やはり芸や内面からでてくる実力が必要であろう。
 政治の世界でも目立ちたがり屋症候群がいる。選挙の時、票を得るには目立つことも必要だろうが、あまりのパフォーマンスの連発にはうんざりする。目立たんがためだけのパフォーマンスは、何か、もの悲しい。
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