多聞月記

シルクドゥソレイユのドラリオンをきっかけに中国雑技、サーカス好きになったおっちゃんの月記

1979年の中国武漢曲技団訪日公演のパンフレットをゲット\(^o^)/

2020-04-13 20:53:26 | 杂技の雑記
武漢の封鎖が解除されて少しですが明るいニュースが出てきましたね.
日本は逆にこれからって感じですけどね~
せっかくなんで明るい方を記念して,先日ヤフオクでゲットした
1979年に開催された《中国武漢曲技団訪日公演》のパンフレットを紹介したいと思います.

実はヤフオクってこれまでほとんど使ったことなかったんですが,
なんとな~~~~く,雑技に関するグッズとかないかな~なんて軽い気持ちで覗いてたら
見つけちゃったのがこのパンフレットでした.
もう見た瞬間に入札で,競るなら1万か2万ぐらいなら即出す!!って思ったんですが,初期設定額で落とせちゃいました.
嬉しいような悲しいような(笑)

さて,ページを開いてみます.

メンバー紹介ですね.
まずおぉぉぉぉってなったのが,今や雑技界の生ける伝説とも言われる“雑技皇后”こと夏菊花さんが団長時代!
1979年,今から40年以上前ってなるとそういう時代なんですね.
もちろんこの時点でも既に現役の第一線からひいて,政治家と団長,先生の三足のわらじ時代のようです.
(ただし,私の手持ちの資料では夏菊花さんは団長の時代はありません.
おそらく。。。。日本公演用の団体としてやってるんでしょうね.)
演目

私が好きな斜めの椅子積~~~~~~
たぶん椅子を縦に積んでいくのを見たことある人は多いと思うんですが
椅子は斜めにも積めるんです!!!
1人じゃできないだけに,なかなか招聘したりするのは難しいんでしょうね.
日本で私が実際に見たのは上海雑技団の来阪公演でした.そこで惚れたんだよな~~~~懐かしい.
なかなか私も実際には見られなくて残念です.
ちなみに正式名称《椅子造型》と呼ばれる演目なんですが,こちらは武漢市雑技団を代表する演目の1つで
この公演のあとになりますが,1994年の写真だと9人並んでいます.もちろん縦に.
そして武漢雑技団といえばというべき,代表するもう一つの演目がこちら

頂碗,夏菊花が1951年~53年にかけて発展させた演目です.
実はこの演目はこの後,李莉萍さんという方によってさらななる進化を遂げて《柔术顶碗》という演目になり
1983年に第9回モンテカルロサーカスフェスティバルでゴールデンクラウンを獲ることになるんですが
これがなんと中国の雑技史上初のゴールデンクラウンでした.
なお今回の来日公演で演じられたのは李泽芝さんという方で,夏菊花さんの愛弟子のようです.
この後,実は李泽芝さんも先生になって弟子を取られることになります.

他にも

いろーーーんな演目があるんですが,どれも昔ながらのっていうか,本当に純粋に雑技って感じで
本当にこの時代に見られた人が羨ましいな~~~って思います.

約40年後には武漢は別の意味で有名になってしまいましたが
本来はこんなに魅力的な雑技だ生まれ発展した街です.
そんな武漢の魅力を是非,落ち着いたら見に行って欲しいな~って思います.
なんせ武漢雑技団は今も現役で活動してますからね.
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