あんじょう

吉兆というと、大阪の老舗で、私なんか全然
縁の無いところです。
その船場吉兆の本店が再開店したことが大きく報道されていました。

この船場吉兆では親子の記者会見で
母親が息子に小さな声でアドバイス(?)するシーンが
何度も繰り返し、報道されて、ある意味、そこだけが
強調されて取り上げられているようで
報道のちょっと意地悪な面を感じました。

そのアドバイスをしていた母親が社長となっての
再スタートなのですが、先日、その記者会見が行われていました。

そこで私が久々にきいた「船場ことば」というか「おおさかことば」。
「わたしが社長になったことで、あんじょういく」と話していました。

ニュースによってはそのまま「あんじょう」とテロップが
入っているところもありしたが、なかには「うまく」と翻訳(?)
されている局もありました。

「あんじょういく」はまさに翻訳すると「うまくいく」ということです。
最近、ほとんど耳にしなくなりました。
小さい頃、おばぁちゃんがよく使っていたので
私は理解できるのですが、最近の若い人とかは
大阪の人でも知らない人がいるかも。

関西の芸人さんが全国区で活躍する今、
大阪弁はかなり通じるようになっていますが
むかしながらのおおさかことばは、もっとやさしい感じなんです。
私もそんなに詳しくはないけれど、
「あんじょう」という言葉を耳にして、懐かしさを感じました。


お腹がすいてるときは老舗の味でなくても
なんでもおいしいと感じます。

このオウムさんが食べているカステラも
めっちゃおいしそうでした。

「めっちゃ」というのはむかしながらのおおさかことばでは
なんと表現するのかな…。