『笑点』の大喜利を55年やってきた林家木久扇師匠が昨日で番組を卒業しました。
55年って一口にいうけどスゴいですよ。自分が生まれる前からずっと同じ場所で働き続けてる人がいる……というのはなんか感動してしまいます。大昔にブログで書きましたが、私は自分が生まれる前から図書館に置かれている本が一度も貸出スタンプを押されていなかった（要するに一度も借りられておらずずっと図書館に陳列されている）ことで感動できる人間なのです。この気持ちわかってもらえるかなあ、難しいだろうなあ。
でも自分で卒業を決めるって重要なことだと思うんですよ。笑点の大喜利メンバーがいなくなるのはまず体調を崩して長期療養。そしてそのまま戻ってこれなくなる……という展開がほとんどでしたから。今回の木久扇師匠みたいにみんなに花道を飾ってもらっての勇退は類を見ない幸せな去り方だと思います。本当に尊敬します。
長い間おつかれさまでした。
