米サンディエゴ動物園の研究チームが、インフルエンザウイルスの遺伝子交雑→新ウイルス発生の舞台になりそうなアブナイ動物はどれか・・・調査しています。
- 鳥インフルH5N1はα2・3結合。H1N1はα2・6結合。だから、これら2種の受容体を両方とも持つ動物がヤバイ動物。
- 「水鳥と接触機会の多い動物」もヤバイ動物の条件で、これに焦点しぼって検討。
- 研究チームの2人は、動物60種の受容体・・・熊、ライオン、スカンク、有袋類・・・まで調べまくった。
- ヨーロッパカワウソ・北極グマ・アライグマ・ハゲタカは、必要な受容体を持たないので心配なし。
- いくつかの肉食獣・・北極キツネ・中国オオカミ・コサックギツネ・フクロネズミはH5N1感染に必要な受容体をもち、遺伝子交雑の舞台になる危険を秘めている。
- さらに懸念されるのは、ペルシャ豹・北米スカンク・その他いくつかの肉食獣が両者の受容体をもち、遺伝子交雑の危険が高いことがわかった。
- これらの遺伝子交雑をストップするのは不可能だが、どの動物で起こるか明らかにしどこを見てればよいかわかるのは有意義である。
フェレットはじめとするペット、豚はじめとする家畜の危険性はこれまで指摘されてきて当サイトでも何度も取上げてきましたが、野生動物もやはり危険です。
でも、こうやって、ありとあらゆる動物をチェックしてくれる人の存在には頭が下がるとともに、人類は万物の霊長というのを実感した報道でした。
ソースは1月7日付economist↓
http://www.economist.com/sciencetechnology/displaystory.cfm?story_id=15211393
Which animal species are most likely to get flu?
・corsac fox(コサックギツネ)
・opossum(フクロネズミ)
ALC(http://www.alc.co.jp/)の英辞郎にて
動物には詳しくありませんが、ご参考までに。
コサックキツネでした
次の?は
…英語力ないのでわかりませんでしたが、写真を見る限りでは「ネズミ系」でした
検索したら沢山ヒットしました
本文も修正させていただきました。