われわれ日本人には今さらながらって話ですが、タミフルは健康で重症化リスクファクターのない健康人にも投与可能です・・・と米国CDCが今季ガイドラインで明らかに。
- 米国CDCガイドライン。高齢者や基礎疾患をもった人には抗インフル薬投与すべき。
- 推奨されるのはタミフルとリレンザ。現時点では９９％のインフルウイルスはこれらの薬に感受性あり。
- ハイリスク群ではない人々にも、臨床的判断で、抗インフル薬投与しても良い（後に質疑応答で、昨年だってハイリスク群じゃない例に投与しちゃいかんとは言ってないよ、ハイリスク群に優先して投与してとは言ったけどね。臨床家の判断だよ"We're not saying do not treat; we're saying clinical judgment can be utilized. It's up to the clinician to make a treatment decision." ・・・と言い訳的発言でる）。
- 去年だって健康低リスク群に投与したってよかったんだよ。ダメなんて言ってないかんね。はっきりさせとくよ。But now we're continuing those recommendations but also clarifying that we never have said, 'Do not treat previously healthy, non-high-risk persons.'" （メディアとけんか腰？）
- 我々の勧告は勧告なのであって、法律じゃないんだからね。"Our recommendations are just recommendations; they are not the law,"
- 健康な人は大体回復するけど、中には肺炎とか起こしちゃう人もいるからね。
元来健康で基礎疾患などもっていない人にもインフル症状でどんどんタミフル投与する日本式が正しい！とはさすがに言ってませんが、投与して悪いことないんだよ。ダメなんてひとことも言ってないからねと何となく防衛的雰囲気。質疑応答の場、ギスギスしていたんでしょうか。
ソースは１１月２３日付CIDRAP↓
http://www.cidrap.umn.edu/cidrap/content/influenza/general/news/nov2310antiviral.html
CDC: Antivirals not ruled out for low-risk flu patients
アクセス
トータル
ランキング
