カズミさんとこんなに近くで、しかも二人きりで話すなんて初めてのことだ。ぼくの胸は爆発しそうだった。カズミさんは少し間をおいてからいった。
「あたし、この学校がとっても好きだから」
「?」
「だから、いつまでも思い出にのこるように、よーく目に焼きつけていたのよ」
「どういうこと?」
ぼくはカズミさんが何をいっているのかわからなかった。
「あたし、この連休に引っこすの」
「‥‥」
ぼくは声がつまって何もいえなかった。タカシのいっていたことが現実になった。最悪だ。
「じゃあ、お店もやめてしまうの?」
ぼくはやっと声をしぼりだした。
「あたし、この学校がとっても好きだから」
「?」
「だから、いつまでも思い出にのこるように、よーく目に焼きつけていたのよ」
「どういうこと?」
ぼくはカズミさんが何をいっているのかわからなかった。
「あたし、この連休に引っこすの」
「‥‥」
ぼくは声がつまって何もいえなかった。タカシのいっていたことが現実になった。最悪だ。
「じゃあ、お店もやめてしまうの?」
ぼくはやっと声をしぼりだした。
(夕日の向こうに…21)に続く…