伊豆達磨山・金冠山2 歩行月日2012/11/15
歩行時間:5時間00分 休憩時間:1時間50分 延時間:6時間50分
出発時間:8時40分 到着時間:15時30分
歩 数: 30、100歩 GPS距離:21.4km
行程表
修善寺駅 バス> 大曲茶屋 0:40> 船原峠 0:40> 土肥P 0:30> 古稀山 0:20> 達磨山 0:35>
戸田峠 0:15> 金冠山 0:35> 市民の森 0:10> 大洞展望台 1:15> 木負 バス> 沼津駅
(※迷い時間は除きました)
金冠山山頂より
山行記
達磨山に11時35分到着。予定ではここに11時30分に着いて昼飯をとり12時に出る積りだった。
だが昼飯は古稀山で済ませてあるので予定タイムより大分速くなっている。これならもう安心だ。
一等三角点のある達磨山山頂からは360°の景色を眺める事が出来た。西の方向には駿河湾が見え
その手前には戸田港。さらに駿河湾越しには富士から沼津にかけての町並みも見える。
その街の上には雪を被った南アルプス、そしてその中央には相変わらず山頂部を雲で覆った富士山が
ある。更に視線を移動していくと、淡島が浮かぶ内浦湾が箱庭のように見える。更に目を転じて見える
丸い山は箱根駒ケ岳か、その向こうには海らしきものが見えるが、きっとあれは相模湾なのだろう。
更に移動していくと伊豆の山々も見えてくる。今年登った万二郎や万三郎も見えている筈なのだが、
どの山なのか分からない。ここに円形の案内板があればもっと楽しめるのに残念だ。
達磨山山頂 達磨山の一等三角点
登っている途中には石は無かったが山頂には石がゴロゴロしていた。「山岳の誌」と刻まれた石碑もあったが
彫が浅く残念ながら読む事が出来ない。三角点は悪戯なのだろうか「一等」の所をマジックで墨入れしてある
のでハッキリしている。三角点には時々一等なのか二等なのか判別できず、指で確認する事もあるが、こん
な悪戯なら分かりやすくてよい。
三角点が一等だと眺めも一等と思ってしまうのだが、今年登った同じ伊豆の山の「万三郎(万城山)」の眺め
は駄目だった。それに比べればまさにここの眺めは一等だ。
眺めといえば伊豆市のHPに面白い事を紹介していた。
「達磨山は眺めの良い事から十三国峠とも呼ばれている。十三国とは阿波(千葉)・相模(神奈川)・武蔵(埼玉)
・甲斐(山梨)・信濃(長野)・伊豆(静岡東部)・駿河(静岡中部)・遠江(静岡西部)・三河(愛知東部)・尾張(愛知
西部)・美濃(岐阜南部)・伊賀(三重西部)・伊勢(三重中部)の十三国である」
いささかオーバーな呼称だが、確かに箱根の十国峠より広範囲に見えるのは間違いはない。
達磨山からの下り 小達磨山
達磨山から富士山に向かって下る道は中々厳しく感じた。いつもそうだが登りより下りの時に感じるのは、
この下りを登らないで良かったと思う事だ。ここも北の方向にある富士山に向かって歩くのと、南の天城
に向かうのとでは、私は北に向かって歩く方が楽に感じる。
それに何と言っても、富士山を常に見て歩けるので気分的にも楽しい。
若しここを歩く予定の人は船原峠から達磨山・金冠山に向かう方がお勧めです。
小達磨山からは熊笹の背が高く視界は効かなかった。名前に小が付く位なので標高は達磨山981mに
対し、小達磨山は890mとあった。
矢張り伊豆市のHPに「達磨山とは清水・由比方面から見ると、丁度ダルマさんの姿に見える」とあったが
そのダルマの胴体の下の丸い部分が、この一段低い小達磨山なのかしら?
ところで清水や由比からダルマさんのように見える山なんてあったかな、最近は由比から沼津アルプスの
存在は分かるようになったが、次回はこの達磨山を確認してみよう。
アセビのトンネル 紅白のアセビ
熊笹の道が馬酔木やビンカ(犬柘植)のトンネルに変わってきた。このような馬酔木のトンネルは箱根にも
あったが、熊笹といい馬酔木といいどちらも同じ植物が多いという事は、気候や地質が似ているのだろう。
その馬酔木だがよく見ると2種類あるようだ。多いのは葉の色が薄くて花の蕾が白っぽいもの。もう一つは
葉の緑が濃く蕾が赤っぽい物だった。ただネットの植物図鑑に「赤花馬酔木は園芸種」とあるし、矢張り
伊豆市のHPに「春はアセビの白い花で染まる」とあるので蕾は赤っぽいが白い花が咲くのかな。
戸田峠の伊豆山稜歩道の標識 戸田峠
戸田峠に到着。伊豆山稜歩道はここから修善寺の虹の郷に下るのだが、私はもう一つ金冠山を越えて
沼津西浦の海まで行こうと思っている。問題は金冠山から先なのだが、今の時間は12時20分で予定を
20分早まっている。これなら残りは10kmあるが最終バスの14時7分には十分間に合いそうだ。
それでも一応戸田峠のバス停で時間を調べると14:41・17:01・18:51と3本もあり、途中で引き返して
来たとしても何とかなる。
金冠山への道 あれが山頂か?
金冠山への道は防火帯のように広い道だった。上に見える電波塔が頂上かしら、それならあと一息だ。
途中紅葉した木や赤い実などを眺めながらのんびり登る。前方にむき出しになった岩が見えてきて、
その先には石仏のような石碑も見える。更に少し行くと山頂の標識と富士山が見えた。山頂だ。
ゆっくり歩いたが15分も掛からず山頂に到着。
これで予定の山は全て歩いた。後は海に下る下り坂が残されているだけだ。
金冠山から沼津方面の景色は素晴らしかった。この景色だけなら達磨山よりここ金冠山の眺めの方が
上だろう。いや富士山だって金冠山の方が上かもしれない。達磨山は海から少し離れ過ぎだ。
ウーンこうなったら富士山が見える時に、もう一度ここに来て確認しなければならないな。
去年秋に歩いた伊豆3山や南アルプスが見えている。伊豆3山の葛城山と発端丈山が見えている。城山は
木の陰で岩場が少ししか見えない。
だが沼津アルプスの山は全てが見えている。去年はあの尾根から尾根を歩いて富士山を見て歩いた。
生憎今は富士山は雲の影だが、若し富士山の見えたとして、ここと伊豆3山と沼津アルプスと眺望比べを
したら何処が一番上だろう。
私は絵葉書的だと言われるかもしれないが、発端丈山中腹の展望台から見た富士山が一番だと思う。
沼津アルプスからの富士山は、正面に愛鷹山あって富士山の下部を隠しているのが難点だ。
金冠山からは良いと思うのだが、なにせ富士山が見えていないのだからハッキリした事は言えない。
発端丈山展望台より
歩行時間:5時間00分 休憩時間:1時間50分 延時間:6時間50分
出発時間:8時40分 到着時間:15時30分
歩 数: 30、100歩 GPS距離:21.4km
行程表
修善寺駅 バス> 大曲茶屋 0:40> 船原峠 0:40> 土肥P 0:30> 古稀山 0:20> 達磨山 0:35>
戸田峠 0:15> 金冠山 0:35> 市民の森 0:10> 大洞展望台 1:15> 木負 バス> 沼津駅
(※迷い時間は除きました)
金冠山山頂より
山行記
達磨山に11時35分到着。予定ではここに11時30分に着いて昼飯をとり12時に出る積りだった。
だが昼飯は古稀山で済ませてあるので予定タイムより大分速くなっている。これならもう安心だ。
一等三角点のある達磨山山頂からは360°の景色を眺める事が出来た。西の方向には駿河湾が見え
その手前には戸田港。さらに駿河湾越しには富士から沼津にかけての町並みも見える。
その街の上には雪を被った南アルプス、そしてその中央には相変わらず山頂部を雲で覆った富士山が
ある。更に視線を移動していくと、淡島が浮かぶ内浦湾が箱庭のように見える。更に目を転じて見える
丸い山は箱根駒ケ岳か、その向こうには海らしきものが見えるが、きっとあれは相模湾なのだろう。
更に移動していくと伊豆の山々も見えてくる。今年登った万二郎や万三郎も見えている筈なのだが、
どの山なのか分からない。ここに円形の案内板があればもっと楽しめるのに残念だ。
達磨山山頂 達磨山の一等三角点
登っている途中には石は無かったが山頂には石がゴロゴロしていた。「山岳の誌」と刻まれた石碑もあったが
彫が浅く残念ながら読む事が出来ない。三角点は悪戯なのだろうか「一等」の所をマジックで墨入れしてある
のでハッキリしている。三角点には時々一等なのか二等なのか判別できず、指で確認する事もあるが、こん
な悪戯なら分かりやすくてよい。
三角点が一等だと眺めも一等と思ってしまうのだが、今年登った同じ伊豆の山の「万三郎(万城山)」の眺め
は駄目だった。それに比べればまさにここの眺めは一等だ。
眺めといえば伊豆市のHPに面白い事を紹介していた。
「達磨山は眺めの良い事から十三国峠とも呼ばれている。十三国とは阿波(千葉)・相模(神奈川)・武蔵(埼玉)
・甲斐(山梨)・信濃(長野)・伊豆(静岡東部)・駿河(静岡中部)・遠江(静岡西部)・三河(愛知東部)・尾張(愛知
西部)・美濃(岐阜南部)・伊賀(三重西部)・伊勢(三重中部)の十三国である」
いささかオーバーな呼称だが、確かに箱根の十国峠より広範囲に見えるのは間違いはない。
達磨山からの下り 小達磨山
達磨山から富士山に向かって下る道は中々厳しく感じた。いつもそうだが登りより下りの時に感じるのは、
この下りを登らないで良かったと思う事だ。ここも北の方向にある富士山に向かって歩くのと、南の天城
に向かうのとでは、私は北に向かって歩く方が楽に感じる。
それに何と言っても、富士山を常に見て歩けるので気分的にも楽しい。
若しここを歩く予定の人は船原峠から達磨山・金冠山に向かう方がお勧めです。
小達磨山からは熊笹の背が高く視界は効かなかった。名前に小が付く位なので標高は達磨山981mに
対し、小達磨山は890mとあった。
矢張り伊豆市のHPに「達磨山とは清水・由比方面から見ると、丁度ダルマさんの姿に見える」とあったが
そのダルマの胴体の下の丸い部分が、この一段低い小達磨山なのかしら?
ところで清水や由比からダルマさんのように見える山なんてあったかな、最近は由比から沼津アルプスの
存在は分かるようになったが、次回はこの達磨山を確認してみよう。
アセビのトンネル 紅白のアセビ
熊笹の道が馬酔木やビンカ(犬柘植)のトンネルに変わってきた。このような馬酔木のトンネルは箱根にも
あったが、熊笹といい馬酔木といいどちらも同じ植物が多いという事は、気候や地質が似ているのだろう。
その馬酔木だがよく見ると2種類あるようだ。多いのは葉の色が薄くて花の蕾が白っぽいもの。もう一つは
葉の緑が濃く蕾が赤っぽい物だった。ただネットの植物図鑑に「赤花馬酔木は園芸種」とあるし、矢張り
伊豆市のHPに「春はアセビの白い花で染まる」とあるので蕾は赤っぽいが白い花が咲くのかな。
戸田峠の伊豆山稜歩道の標識 戸田峠
戸田峠に到着。伊豆山稜歩道はここから修善寺の虹の郷に下るのだが、私はもう一つ金冠山を越えて
沼津西浦の海まで行こうと思っている。問題は金冠山から先なのだが、今の時間は12時20分で予定を
20分早まっている。これなら残りは10kmあるが最終バスの14時7分には十分間に合いそうだ。
それでも一応戸田峠のバス停で時間を調べると14:41・17:01・18:51と3本もあり、途中で引き返して
来たとしても何とかなる。
金冠山への道 あれが山頂か?
金冠山への道は防火帯のように広い道だった。上に見える電波塔が頂上かしら、それならあと一息だ。
途中紅葉した木や赤い実などを眺めながらのんびり登る。前方にむき出しになった岩が見えてきて、
その先には石仏のような石碑も見える。更に少し行くと山頂の標識と富士山が見えた。山頂だ。
ゆっくり歩いたが15分も掛からず山頂に到着。
これで予定の山は全て歩いた。後は海に下る下り坂が残されているだけだ。
金冠山から沼津方面の景色は素晴らしかった。この景色だけなら達磨山よりここ金冠山の眺めの方が
上だろう。いや富士山だって金冠山の方が上かもしれない。達磨山は海から少し離れ過ぎだ。
ウーンこうなったら富士山が見える時に、もう一度ここに来て確認しなければならないな。
去年秋に歩いた伊豆3山や南アルプスが見えている。伊豆3山の葛城山と発端丈山が見えている。城山は
木の陰で岩場が少ししか見えない。
だが沼津アルプスの山は全てが見えている。去年はあの尾根から尾根を歩いて富士山を見て歩いた。
生憎今は富士山は雲の影だが、若し富士山の見えたとして、ここと伊豆3山と沼津アルプスと眺望比べを
したら何処が一番上だろう。
私は絵葉書的だと言われるかもしれないが、発端丈山中腹の展望台から見た富士山が一番だと思う。
沼津アルプスからの富士山は、正面に愛鷹山あって富士山の下部を隠しているのが難点だ。
金冠山からは良いと思うのだが、なにせ富士山が見えていないのだからハッキリした事は言えない。
発端丈山展望台より
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