はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

富士山麓道一周ウォーク1-1

2010-11-29 10:21:54 | 富士山
「富士山麓道一周ウォーク」
 1回目-1  歩行日2010/10/13  距離40.0km  歩行時間8時間07分

富士宮駅 ― 浅間神社 ― 大石寺 ― 下馬桜 ― 白糸の滝 ― 田貫湖 ― 
 7:15      7:25       9:32      10:25      11:00     12:55
          0.7k       9.8k      13.1k     14.7k     21.4k

陣場の滝 ― 麓の家 ― 道の駅 ― 県境 ― 道の駅
 14:05     15:35     16:28     17:10    17:45
 26.2k     30.6k     34.6k     37.5k    40.0k


              

富士山の麓を歩いて一周してみたいと以前から考えていた。
昔このコースは富士五湖巡りといって、学校の遠足や会社の慰安旅行での定番コースだったので何度か行ったことがあり、途中の見所などは殆ど頭に入っている。
そこで先ず立ち寄り個所を決めてそれからコースの設定を行った。
これはいわばお遍路のコース設定と同じ要領で、立ち寄り個所を札所と考えれば、後はお手のものだから容易に計画のコースは出来上る予定だった。
しかしここは山梨県。静岡県と違って鉄道がない。駅から遍路なら駅にさえ戻れば何とかなったのだが、ここではバスで移動するしかない。そうなるとバス停の場所、名称、時刻と中々面倒な作業がでてくる。しかもバスの本数も少ないので色々の制約が重なってしまった。
そして完成したのが下記のコースだった。

1回目 富士宮駅-浅間神社-大石寺-下馬桜-白糸の滝-田貫湖-小田貫湿原-陣場の滝-麓の吊橋-朝霧道の駅 の33km

2回目 道の駅-県境-芝桜園-本栖湖-樹海-氷穴-紅葉台-足和田山-道の駅鳴沢 29km

3回目 道の駅-河口湖-金鳥居-浅間神社-忍野八海-花の都公園 26km

4回目 公園-大平山-裏山中湖-明神山-三国山-富士霊園-一杉 30km

5回目 一杉-富士霊園-御胎内公園-東富士演習場-須山浅間神社-忠ちゃん牧場-富士資料館-十里木 22km

6回目 十里木-子供の国-村山浅間神社-富士宮浅間神社-富士宮駅 18km

トータルで158kmなので6回なら1回平均27kmにしかならない。距離は想定していたより大分少なかったので、これなら無理なく踏破できるだろう。
ただ心配なのは4回目は距離は30kもあるのに太平山と三国山の2ヶ所の山越えがある事だ。しかも三国山から富士霊園の間は地図上に道が記載されていないので若干の心配は残っていた。

1回目に出かける前に歩こう会の仲間がツアーで行ったコースを見せてくれた。そのツアーでは1ヶ月に1度歩いて1年12回で完歩する予定になっており、1回の歩行距離も20k以下と非常に短い。
その中で私のコースと比べると大きな違いが4点あった。
1.足和田山.大平山に登らない。
2.山中湖から御殿場に抜けるのに篭坂峠を越える。(三国山経由ではない)
3.富士宮でで芝川地区に足を延ばしている。
4.御殿場から富士宮への道を十里木経由出なく三島.沼津経由になっている。

先ず1についてはツアーは脚力の分らない一般の人が集るので山道は避けているようだ。
だが私は足和田山(五湖台)から見る富士山や樹海、それに幾つか見える湖の景観を見てみたい。そこの道は東海自然歩道の一部なので標識があるだろう。
2.は山中湖の裏(北)側から湖越しに逆さ富士を見ることと、国道の篭坂峠越えが景色は良くなく、しかも国道のため交通量が多い歩道の無い道を歩かなければならない。それなら現段階では道がはっきりはしていないが、山中湖と富士山を見ながら登り。御殿場側では富士霊園の紅葉も見てみたい。そんな気持ちが強かった。
3.4.はツアーは12回で一周するため距離を延ばす必要があり、富士山麓道としては必要のない個所と判断した。
以上自分が計画したルートを変更する理由も無いので、そのまま計画通り歩く事にした。

                        浅間神社

              

紅葉にはまだ早いが富士宮の紅葉では盛りでも高が知れている、それなら朝霧高原のススキを見ようと1回目の富士山ウォークに10月13日に出発した。

出発駅の藤枝に着くとタイミングよく予定より早い電車に乗ることができた。
オット今日はついていると気を良くして座ることができた車内でウツラウツラしてしまった。フト気が着くと何やら大きそうな駅に電車が停まっている。ここはどこだろう?清水?いや清水は過ぎたはずだ。では富士?まさか富士川の鉄橋を渡る音を聞いていない。しかし大きな駅といえばこれしかないのだから、と腰を浮かしかけたときにドアが閉まり電車は出発した。
窓越しに見ているとホームの看板に「ふじ」と書いてある。ガク乗り越してしまった。下車駅の富士宮は身延線なので、ここ富士駅で乗り換えなければならなかったのだ。
何と初日からこんな事では先が思いやられる。次の吉原駅までが長かったこと。また吉原駅で下り電車を待つ間のイライラは抑えようが無かった。

何とか富士宮駅に下車。それが当初予定していたより10分も早く着いてしまった。何だコリャ、何をどう間違えたのか後で調べてみたら予定した東海道線の時間が全然違っていた。
ついていたのかついていないのか分らないがイライラしたことだけは確かだった。

               

駿河一宮の富士山本宮浅間神社。鳥居の横の大きな石碑には富士山本宮浅間大社と彫ってある。だが一般的には「浅間さん」とか「浅間神社」と呼んでいて浅間大社と言うのは聞いた事は無い。
この浅間神社は全国の浅間神社の本宮であり、富士山頂にある浅間神社はここの奥宮になる。今でも富士山の8合目から上は浅間神社の神域になっていて、静岡県でも山梨県でもないらしい。

鳥居の横には富士山が見えていたが余りはっきりしていない。今日1日富士山が見えますようにと浅間さんに祈りたくなる気分にもなる。
今日も出発にあたって天気予報を確認しているが富士山の見える確立を予報しているとこらはない。仕方ないので出発前の夜TVで降水確率が低ければ実行することした。
昨夜の予報も降水確率は10%だった。ただ今朝窓を開けるとき東の空を見たが富士山は見えなかった。
我家から富士山まで約100km。条件さえ良ければ2階から富士山を見ることができる。しかし我家から見えなくても地元からは見えることはざらにある。今日も我家からは見えなかったので一抹の不安を感じながら出発したのだが、このくらい見えているなら我慢の範囲内か。

              


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