日記

音楽教室のことや、その日に起きた出来事をご紹介します。

いざ本番!

2024-03-31 16:50:46 | Weblog

息子の狂言の発表会が終わりました。

前日のお稽古は休憩無しの3時間。弱音も吐かずに頑張りました。

小学2年生ではまずやらないという狂言を春から練習して

「もう出来ない」と泣いた日もありました。

本番直前の数日はご機嫌斜め、そして前日の夜は

不安で何度も目を覚ましていたようです。

 

わかるよ。

私も若い頃は同じでした。

ピアノの本番前日はいつも機嫌が悪かった。

1週間前くらいからは包丁も持たないし、母親が全面的にサポートして

ご機嫌取りまでしてもらっていました。

今となればなんてことだ!!と信じられないワガママぶりですが

心が押しつぶされそうで、不安で仕方がありませんでした。

現在は本番であろうと関係無く日々の生活があるので

苦しくなるほど一日中ピアノのことで頭を悩ませることはありません。

そっちのほうが健康的な気もしますが、あの頃のような演奏は

ある意味もう出来ません。

 

息子もあの時の私ときっと同じ気持ちなんだなと思ったので

そっと見守りました。

周りがサポートしてくれるうちは、甘えてもいいと思います。

 

当日は朝練をして最後のお稽古へ。

会場入りするとちゃんと気持ちを切り替えてくれます。

気が合う仲間の存在もとても大きいと思います。

午前中はみっちりお稽古。

お昼を食べて、着付けをしていただいて、いよいよ本番。

 

どんどん気持ちが乗ってきて、客席から笑いを取り、

舞台の息子も生き生きと笑顔をうかべながら役になりきっていました。

18ページもあるセリフの掛け合いを、よく覚えました。

 

狂言と舞と地唄、全て終わって、たくさん差し入れをいただいて、

会場を飛び出して仲間たちと外を走り回ってから帰宅。

大変だった毎日のことはケロリと忘れて「今日、楽しかった」と

笑顔で言った息子を見て、たくましいなぁと嬉しく思いました。

 

その夜、「明日も練習する?」と訊いてきた息子。

さすがにお休みしてもいいよと言って思い切り遊ぶ一日にしました。

来月には新しい狂言が始まります。

また一年かけてサポートしていきます。

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