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日韓女性、結婚「ストライキ」:経済力をつけた必然の結果

2011-10-14 06:11:06 | 日本を見つめる世界の目
日韓女性、結婚「ストライキ」:経済力をつけた必然の結果

中国紙 チャイナネットの記事です。

http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2011-10/13/content_23616194.htm

少子化は、日本にとっての最大の問題だと思っています。

ある調査で、韓国では未婚女性の割合が25~29歳で59.1%、30~34歳で19%、35~39歳で7.6%にのぼり、日本でも未婚女性の割合が30~39歳で38%にのぼることがわかった。ここ数年、日本や韓国では結婚に対する考え方が大きく変化しており、多くの女性が離婚ではなく、始めから結婚しない選択をしている。こうした傾向は直接人口構造の高齢化加速につながり、一連の社会問題を招く可能性がある。

従来の考え方では、「家庭」は安定を得るシンボルだった。男性が家庭を支える責任を担い、女性は「内助」の役割で、家で子どもを育て、家事しさえすればよかった。しかし科学技術の発展とアジアが「世界の工場」になるにつれ、男女の役割分担に変化が生じた。家庭における男性の経済上の独占的地位は失われ、アジアの女性が会社勤めを始め、家族を養い、男性と同じく仕事のプレッシャーと社会的責任を背負うようになった。東南アジアでは、59%の女性が仕事を持ち、韓国では20歳以上の女性の59.2%が仕事を持つのに対し、男性は58.5%と女性を下回る。女性が結婚「ストライキ」を起こしているのは、社会的変化の外在的象徴であり、経済的要因による必然の結果だとも受け取れる。現代女性の多くは自らの価値と意義を求めてる。以前は男性中心だった業界の多くも今では女性に門戸を開いている。夫は外、妻は家という伝統はすでに瓦解している。

日本や韓国で結婚しない女性が増えている根本的な原因に、女性の教育水準の向上がある。日本と韓国の女性の独立意識が西洋のフェミニズムの考えと現実的な境遇の中で目覚め、結婚しない女性に心のパワーを提供したとすれば、高等教育の普及は彼女たちに現実に有力な支えを与えたことになる。高等教育は多くの女性に高学歴だけでなく、高収入、高い地位をもたらした。こうした女性は多忙な上、相手を選ぶ際、経済力のある「金の売れ残り女」は未来のパートナーに対して高い要求を求める傾向にある。家庭中心の結婚観が徐々に個人の幸福が中心の結婚観に変化しつつある。あるデータによると、教育を受け、学歴が高い女性ほど晩婚か結婚しない可能性が高くなるという。特に「結婚適齢期の女性」は多くの既婚女性が仕事をしながら家事をこなし、心身ともに疲れ切っているのをみると、結婚を敬遠したくなるようだ。

日本と韓国の従来の婚姻は確かに女性の発展を束縛してきた。21世紀は女性と男性が共にリードする時代であるべきだ。女性が従来の社会のタブーを打ち破り、個性と独立を追及することも現代社会の不平等を変える重要な道といえる。


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