すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

霜月の終わりの「自然の脅威を忘れてはいけない」

2017年11月30日 | 日々思うこと

昨日までは比較的温かったものの今日は平年並みの寒さで、あっという間に霜月11月も終わりです。28日夕方4時過ぎ、姫川右岸の桜堤で晴れ渡る頚城の山々を撮りました。桜並木も厳しい冬に向かってすべて落葉し、ドーム新潟焼山も日増しに白くなっています。

衆参両院の4日間に及ぶ予算委員会、森友学園の国有地売却問題へのアベ首相の責任回避の答弁に、この人が国のトップリーダーなのかと呆れるばかりです。福島第一原発事故の収束もままならない中で、IOC総会でのアベ首相の東京をアピールする「アンダーコントロール」発言から4年、何だか国民も少しずつ政治家の“ウソ”に慣れてしまうようですね。

関西電力大飯原発3・4号機の再稼働の動きもさることながら、同じ福井県敦賀市の廃炉が決まっている高速増殖原型炉「もんじゅ」について、日本原子力研究開発機構は原子炉容器内を満たしている液体ナトリウムの抜き取りを想定していない設計であること公表し驚くばかりです。

94年の運転開始以来、放放射能を帯びたナトリウムの抜き取りは一度も行われておらず、廃炉初期段階の重要課題であるはずですが、直接核燃料に触れる1次冷却系の設備は原子炉容器に近づけず、ナトリウム約760トンのうち原子炉容器内にある数百トンは抜き取れない構造だそうです。まさに人間の手に負えない“神の火”の領域に踏み込んでしまった愚かさを痛感です。

そんな中で、ジャーナリストの広瀬隆さんは週刊朝日AERAで「自然の脅威を忘れてはいけない、近く大事故が起こる」と警鐘で、身震いの霜月の終わりです。https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171124-00000040-sasahi-soci&p=1