彼岸を過ぎてもまだ真冬のような気候が続いていますが
東京オリンピックのサーフィン競技開催地である千葉県一宮町釣ヶ崎海岸(志田下ポイント)が今最高に熱くなっています。
WSLアジアリージョンの日本国内大会「ASIA OPEN 2022 supported by PARASOL」が
昨日までのPro Juniorの大会に引き続いて、今日からMen’s&Women's QS1000イベントが始まりました。
今日はオリンピックのファイナル・デー程ではありませんが、相当ハードな波と風のコンディションで選手たちは大変そうでしたが
視聴者としては迫力があって見応え十分でした。
今現在、日本中のサーフィンのトップ選手たちがここに集結しているわけですね。
COVID-19のため日本でのWSL QSイベントはこれまで休止していたのですが、
そんな中でも
コロナ対策に大変な労力を費やしながらも日本プロサーフィン連盟(JPSA)は国内ツアーを昨年から再開し
われわれメディカルサポートチーム「CURE」がお手伝いをさせていただきながら、無事ツアーを終了しました。
しかしながら
世界を目指す日本の若手のサーファーたちにとっては
やはりWSLの大会QS(Qualifying Series)でポイントを稼いで、その上のCS(Challenger Series)への出場権を獲得し、
さらに世界最高峰ランクのCT(Championship Tour)への出場を思い描いて日々トレーニングに励んでいる訳です。
しかも、TOKYO2020大会で見事に銀メダルを獲得した五十嵐カノア選手は
何と今現在世界ランク1位であり次のBells BeachでのCT第4戦ではイエロー・ジャージを着ることになります。
我々が2009年にサーフィン競技のメディカル・サポートと医学研究を始めた頃には
日本人選手が現在のCTで活躍することなど誰も想像していなかったと思います。
明日からWomen's の試合も始まり、これからはMen'sでもシード選手たちが登場してきます。
最終日3/27までいい波のコンディションで選手たちが思う存分実力を発揮して素晴らしい大会になることを期待します。
さて、このQS1000大会の翌週3/30には
今年のISA World Surfing Gamesへの出場権をかけたJapan Open of Surfingが静波のウェーブ・プールで開催予定
さらに翌週4/4からは
またまた釣ヶ崎海岸においてJPSA 2022年ツアー初戦となる「さわかみ一宮プロ」ショート&ロング大会が開催予定
選手達も大会運営スタッフも本当に忙しい日々が続きますが、
われわれ視聴者のサーフィン競技ファン達にとっては本当にワクワクする日々となりそうです。