文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

ベネズエラから原油を輸入 4年ぶり、来月下旬到着…日経新聞11月19日6面より

2011年11月19日 10時53分32秒 | 日記
調達先を分散・安定化

日本が2007年以来、4年ぶりにベネズエラから原油を輸入する。ベネズエラ国営石油公社(PDVSA)が18日、三菱商事向けに約100万バレルを出荷し、日本には12月下旬に到着する。

ベネズエラは石油の埋蔵量が世界2位で、外資による権益獲得の余地も大きいとされる。日本は官民が協力し、原油の調達先の分散につなげる。

三菱商事、伊藤忠商事など商社4社と国際協力銀行などは6月、PDVSAと総額15億ドル(約1150億円)の融資契約を締結した。PDVSAが返済原資として原油や石油製品を15年間、日本企業に出荷する仕組みで、今回が初めての引き渡し。

ベネズエラ産原油は必要に応じて購入する「スポット取引」で日本に輸出された例はあるが、長期契約で安定的に調達するのは初めて。商社4社で年300万バレル超を引き取る見込み。輸送コストがかさむため中東産原油より割安な価格で提供する約束になっている。

ベネズエラは4割までの外資の権益取得も認めており、経済産業省もベネズエラ政府と「エネルギー協力に関する覚書」を09年に締結するなどエネルギー分野の協力を進める。

最新の画像もっと見る