文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

今日の夜7時のNHKニュースを観ていて、何を言っているんだよ、と思った人は多かったはずだ。

2016年05月28日 21時17分28秒 | 日記

今日の夜7時のNHKニュースを観ていて、何を言っているんだよ、と思った人は多かったはずだ。

オバマが米国の大統領として初めて広島を訪問した事についての米国の反響として、トランプが演説している場面が流れた時である。

トランプは、謝罪さえしなければ…どうでもいいよ、と日本人としては耳を疑う事を言ったからである。

トランプがニューヨークに所有しているビルの大きなスペースを借りてくれているのは、中国工商銀行、つまり中国であって、日本ではないから日本の事などどうでもいいよ。俺には関係ないよ。そうとでもトランプは思っているのか。

北朝鮮に最も近くて、恐怖を感じているのは日本なのだから、日本は核武装すれば良い、とトランプが発言した時、戦後70年の虚構が音を立てて崩れ落ちた。

朝日新聞と、これに同調して来た、いわゆる文化人たちの立場は一瞬にして崩壊した。

その意味で、トランプは戦後最大と言っても過言ではないトリックスターである、と私は書いた。

勿論、トランプを肯定するためでも否定するためでもない。

これから米国大統領になるかもしれない人間について、何事か前もって判断することなど出来るわけもない。

だが、この発言だけは、全く頂けない。先般の、日本の車に高率の関税をかける発言も同様だが。

今回の発言には、人種差別的な匂い、つまり、それが第二次大戦をもたらした大きな要因の一つである白人優位思想すら連想させるから、全く、ダメなのである。

彼については、結果を観るしかないにしても、今夜の発言は、日本人としては、全く頂けなかったのである。

この稿続く。


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