文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

江沢民と良好な関係にあったファインスタイン議員はクリントン政権時代、中国をWTO(世界貿易機関)に加盟させるために汗を流した中心人物です

2018年10月30日 11時10分31秒 | 日記

以下は月刊誌WiLL今月号に「パックス・チャイナの夢は風前の灯」と題して掲載されている、高山正之と河添恵子の対談特集記事からである。

見出し以外の文中強調は私

習近平、四面楚歌―ついに米英豪が中国共産党に「ノー」を突きつけた!

米国を弱めたチャイナゲート

河添 

九月下旬にニューヨークと口サンゼルスで講演し、その後、サンフランシスコで取材して帰国し、まだ時差ボヶが(笑)。

この度の講演会は日本語だったので参加者は主に移住一世、大多数がトランプ支持で安倍首相を高く評価している方々でした。

何より、海を隔てたアメリカに暮らしていても、日本のことが心配で仕方ないとの熱い気持ちを持っている方々ばかり。

ただ、日系人を一括りにはできません。

米議会で、慰安婦問題をめぐる対日謝罪要求決議案を主導したマイク・ホンダ前下院議員と同調恣を取る、日系二世や三世も少なからずいるようです。

高山 

僕がロスに行った頃、戦後アメリカに渡った新一世という人たちがいた。

焼け跡だらけの日本から脱出してきた。

アメリカ社会では系人の地位は低かったけれど、でも日本人よりは上のつもりでいた。

ところが、九〇年代になるとアリカが斜陽になって、代わりに豊かな日本が大きな顔をしてアメリカ社会に登場してくる。

結局、日本語が話せることが役立って見捨ててきた日本の企業にいい条件で入ることになる。

そういうことで、九〇年代に会った新一世は、おしなべてとても屈折していた。

バンドワゴンに飛び乗ったつもりが、もっといい日本製の高級車が出てきてしまった。

何のためにアメリカに来たのか、戸惑って、マイク・ホンダみたいに日本を逆恨みする奴が出てきてもおかしくはない感じだった。

実際、アメリカの訴訟を取材していて、そういう新一世の従業員にハメられる日本企業が多かった。

米雇用機会均等委員会のポール・イガサキは「日本は女性蔑視の国で、イリノイの三菱自動車は女性蔑視をポリシーにしている」とアメリカ人側に寄り添って自分の祖国を貶め、日本企業をあらぬ嘘で訴えた。

そこまでして白人社会に媚びたいのか、と反吐が出る思いだった。

河添

最近にわかに英字新聞をにぎわしているのが、中国のスパイ組織「統一戦線」ですが、90年代半ばから、西海岸で世界抗日戦争史実維護連合会(抗日連合会)の工作が活発化していきます。

これは、統一戦線につながる組織です。

抗日連合会の設立前から、一部の日系人や朝鮮半島系が中国系を中心に合作していったと考えられますが、彼らを議員にするなどプロットとして使ってきたわけです。

現在、その大ボスが方李邦琴(フローレンス・ファン)。サンフランシスコの中華街につくった「海外抗日戦争紀念館」の名誉館長です。

高山 

そういえば三菱自動車セクハラ訴訟で不買運動を叫んだのは、カリフォルニア州選出で民主党のダイアン・ファインスタインら女性議員だった。

河添 

ファインスタイン上院議員は、サンフランシスコ市長も務めましたが、その補佐官だったラッセル・ロウが中国のスパイだったことが最近、公になりましたね。

高山 

ロウの正体がバレたとき、懲罰も何もなく解雇だけだった。

河添

米議会と抗日連合会や朝鮮半島系組織を結びつける工作を担っていたロウは、その後、「社会正義教育財団」の事務局長として慰安婦問題をやっています。

江沢民と良好な関係にあったファインスタイン議員はクリントン政権時代、中国をWTO(世界貿易機関)に加盟させるために汗を流した中心人物です。

夫は中国と商売している。

彼女に代表される、ズブズブのチャイナゲートこそが、アメリカを弱体化させてきた元凶ですね。

この稿続く。


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