文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

百田さん、「街宣は日本の文化である」との論説は、全くの間違いです。街宣は日本の文化どころか、全くの時代遅れであると言っても過言ではありません。

2024年05月20日 19時59分07秒 | 全般

以下はラフの原稿である。

百田さん、「街宣は日本の文化である」との論説は、全くの間違いです。
もし、街宣が日本の文化であるならば、街宣中に安倍さんが暗殺された事は、どう説明するのですか?
街宣は日本の文化どころか、全くの時代遅れであると言っても過言ではありません。
執行部は、江東区で、あれだけの労力を費やして選挙戦を戦った。
日本保守党の課題だっただけではなく、日本の選挙についての最重要問題は、低投票率にあることは、あなたもご存じの通り。
執行部は街宣が全て、即ち、どぶ板選挙が全てであるとして補選を戦った。
その戦い方は、河村たかし共同代表の、これまでの選挙戦術を踏襲したものであることは歴然たる事実。
あれだけの労力を費やし、挙句に、後半には、やくざ同然の集団による信じがたい程の妨害に遭ったが。
これは、街宣に拘る戦術が必然的に招いた妨害である事も、歴然たる事実。
飯山さん、のみならず、あなたがた執行部の人たちに人身攻撃…安倍さん暗殺の様な事が起きなかった事が、実は、最大の安堵だった。
私は、当初から、皆さんの身を案じていた。
何故なら、街宣などという態様は、安倍さんを暗殺したとされている人間…私は、この事件には不審を感じているので、そのように書くが…から身を守るには、あまりにも無防備だからである。
先般、最寄りの地下鉄出入口近辺が、ものものしい警備であることに驚いて、なにか事件があったのかとみてみれば、間もなく始まるらしい公明党立候補者街宣のための警察による警備だった。
テレビの時代からネットの時代に移行している今においても街宣が選挙の形態として正しいと考える態様は時代遅れの愚物である。
政党関係者たちの愚劣さだけで為されているならまだしも、警察官という国民の税金で成り立っている人材と組織まで動員して行なわなければならない意義など、実は無いのが真実。
テレビは愚劣なワイドショー等を放送するためにあるのか?
彼らは常に自分たちが民主主義の守護神であるような顔をして報道番組を放送しているではないか?
民主主義の根幹である選挙、特に、総選挙においては、候補者による討論会を行い放送すべきだろう。
地方テレビ局も入れれば、投票日まで、頻繁な討論会が開催できる。
安倍さん暗殺事件のような事態が二度と起きないようにするためには、街宣を全面禁止するしかない。
そうすれば、やくざに等しい集団が、選挙を利用して乱暴狼藉を働く事も完全に防止できる。
彼ら立候補する事には何の意味もないといっても過言ではない。
あのような集団が、やくざ同然に、近隣に大迷惑をかけながら、大音量でがなり立てる愚劣も、防止できる。

上記の公明党の街宣で言えば、集合しているのは、明らかに、動員された創価学会員ばかりなのである。
特定の宗教団体のために、警察という公共財産は浪費されている、といっても過言ではない事実である。

ましてや、江東区は、中国人を始めとして外国人の居住者が増えている地区である。

ここで、先ず、重要な結論を書く。
日本保守党が率先して、選挙法の改正に向かわなければならない。
つい昨日、NHKですら、ネットでも放送する事を必須とする法案を国会議員に働きかけて成立させた。
NHKは、悪辣にも、スマホ所有者全員から視聴料を取る法案成立に持っていきたい考えのようである。
つまり、ことほど左様に、今は、完全にネットの時代なのである。

東京や大阪の地下鉄に乗車すれば、直ぐに分かる。
老若男女の全てがスマホを見ている。
新聞を読んでいる者は皆無。
本を読んでいる者は希少。
京都は外人観光客が多い事と、大学が多いせいだろうが、大阪ほど、ほぼ全員がスマホをみているわけではない。
学生同士のおしゃべりや、沈思黙考の人のほうが多いか。

何よりも有本香、百田尚樹のご両名そのものが、今や、YouTuber、ニコ生チャンネル運営者であり、ネットで大概ではないお金を稼いでいる。
人生を費やしているといっても過言ではない毎日でしょう。

もう街宣などという時代遅れであるだけではなく、極めて危険な、愚劣な態様は止めよう。

あれだけの労力を費やしながら、最も重要な投票率を、1%でも上げたどころか、前回よりも遥かに下回った投票率だった事が歴然たる答えです。

もしあなた方が、真に知性を持っていると自負しているのなら、即刻、選挙法の改正に、即ち、ネットによる投票ができるように行動すべきです。
あんな街宣なんぞに、命を賭す事が、勇気であるかのように考えているとしたら、日本保守党は、その綱領や政策に見合わない、既存政党と何ら変わらない、知性のない、しかして変革などできるわけがないのだから、看板を下ろすしかない。


2024/5/20 in Kyoto


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