2013/1/21、朝日新聞一面から。 限界ニッポン

2013/1/21、朝日新聞一面から。 文中強調は芥川。

限界ニッポン　流れ出る中核技術　中国メーカー膨張


上海から高速鉄道で約3時間。内陸部にある安徽省合肥市は、大型テレビ用の液晶やプラズマなどの「平板(フラットパネル・ディスプレー)基地」をめざし、官民一体で突っ走る。

中略。

新工場の建設も始まっている。最初に必要な170億元(約2500億円)の資本金のうち100億元を地元政府が負担し、残りも京東方が調達できなければ 「政府が解決する」という好待遇だ。

広い敷地を安価で売り、税金も割り引く。日本円で月給4万～5万円前後で働く若者が集まる。上海などへの出稼ぎをやめてふるさとに戻った。

中略。

ハイテクの粋を集める液晶やプラズマだが、高価な生産設備を買う資金力があり、工場が稼働するまで世話を焼いてくれるお雇い外国人さえいれば、後発国でも容易に参入できるようになった。

後略。