文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

衰退に向かうには相似形があるのだろう…。

2012年01月14日 11時32分20秒 | 日記
その名前をエゴイズムというのである事は、拙著で指摘している通り。


「政治家天国」イタリアのあきれた実態にメス…ニューズ・ウィーク誌、1/18号から。

…前文大半略。芥川の「ニューズ・ウィークは50万部は購読されるべきなのである」シリーズ。

政府の諮問委員会が先週までにまとめた報告書によると、イタリアの平均的な議員の月収は諸手当を含めて約1万6000「(約160万円)と、一部の国民の年収さえも上回る。ヨーロッパで2番目に高いフランスより約2500ユーロ、ドイツと比べると3400ユーロも高い。スペイン(4650ユーロ)の4倍近くイギリス(6562ユーロ)と比べてもかなり高い。

イタリアでは議員の副業も法的に認められており、副業収入は議員だからという理由でたいてい非課税だ。

一方の国民は、居住用不動産に対する課税の復活からガソリン価格の高騰まで、さまざまな打撃を受け、一層の人員削減と迫り来る労働市場の自由化に怯えている。

報告書によると、イタリアの議員は国内の交通費も無料なのに、領収書なしで1300ユーロまで交通費の払い戻しが可能。

首都ローマに家があっても住宅手当が出る(非課税)。

秘書などを独自に雇わなくても人件費が給与に上乗せされる。

議員食堂ではTボーン・ステーキやメカジキのグリルが1皿たった数ユーロで味わえ、髪や爪の手人れも格安。

性同一性障害の議員専用の化粧室まである。

議員の家族には公務でなくても警察の護衛が付く。一般市民は何年も働いてわずかな年金しかもらえないのに、議員は1期務めるだけで国の年金が全額支給される。

ローマの高級ブティックの多くや携帯電話会社でも議員割引が受けられる。

そのほか、しゃれたビーチが無料で使え、映画やオペラのタダ券が手に入るなど特権は数え上げたらきりがない。

…後略。

バービー・ラッツア・ナドー(ローマ)

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