以下は2016-04-23に発信した章である。
私は、高山正之とは違い、実業家としての人生を歩んだ人間だから、彼のような博識をもっていないのは当然なのだが。
ジャーナリストとしての人生を送っている高山は、当然に持つべき博識を持っているところが偉いのである。
戦後の世界で、唯一無二と言っても全く過言ではない博識だから、更に偉いのである。
我々日本人は、日本国民として彼が存在していたことに、感謝しなければならないだろう。
さて、彼には幼稚園児レベルの知識なのだろうが、私は知らなかったことが前章の論文の中にあった。
習近平が…この前の軍事パレードではまさかの左手で敬礼をやっていた。という件である。
そこで検索してみた。
「軍隊は海軍も陸軍も左利きは一切認めない。剣も銃器もすべて右利き用に出来ている。当然、敬礼は右手でするもので、もし左手で敬礼しようものなら、相手を侮辱したものとして、顔がひん曲がるほどの懲罰を受ける」
或は、
「敬礼というのは作法です。作法通り出来なければ無作法となり、左手で敬礼した本人の恥であり、同時に指導・教育上その組織の長の恥ということになります。
ただし、礼式とは組織よって異なります。
自衛隊と警察では整列して点検等を受ける際の号令や動作も異なります。
同じ敬礼でも組織によってことなり、手のひらを見せるものもあれば、手のひらを見せない敬礼もあります。
同じ海軍でも潜水艦は狭いため敬礼の際は脇をしめるとも聞いたことがあります。
「まわれ右」の動作は通常3挙動ですが、セコムさんは2挙動で教育しています。
もしあなたが他組織の人へ左手で敬礼した場合、きっと相手は「変わった敬礼だな」「士気が低いのかな」くらいにしか感じません。
一方で同組織の上司へそのような敬礼をしたら教育しなおされるでしょう。
さて、右手を「帽子前ひさし右側」へ挙手する敬礼は、ヨーロッパで騎士が主戦力であった時代に左にあった剣の柄から手を放し、兜の面甲を跳ね上げて「敵意は無い」旨の意思表示をしたのが元であったとの説があります。
ナチスの右手を高々と掲げる敬礼はイタリアのムッソリーニに習い、ムッソリーニは古代ローマ帝国に憧れて当時の敬礼を取り入れたそうです。
礼式には意味があります。
意味を知れば作法どおり出来ないことがなぜ無作法なのかわかります。
何事にも表面だけでなく「意味」をよく理解するようにできればいいですね。」であると。
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