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「(福島第一原発周辺は)10年、20年住めないのかということになる」菅氏は、当時の松本健一内閣官房参与にこう話し、福島は危険だというイメージを社会に拡散した

2019年03月10日 17時16分12秒 | 日記

以下は前章の続きである。 
「立てば国難 座れば人災 歩く姿は風評被害」 
この頃、インターネット上ではこんな菅氏を揶揄する言葉が流行っていた。
実際、菅氏は福島県に対する風評被害を率先して広げたとも一言える。 
「(福島第一原発周辺は)10年、20年住めないのかということになる」 
菅氏は、当時の松本健一内閣官房参与にこう話し、福島は危険だというイメージを社会に拡散した。
4月15日には、風評被害払拭を求めて官邸を訪問したJA福島の代表団からイチゴとキュウリを差し出され、テレビカメラの前でいきなりこう尋ねた。 
「このまま食べても大丈夫ですか」 
まるで首相が、野菜の放射能汚染にびくびくしているかのように映った。
これでは風評被害の払拭どころか助長である。
ある省庁幹部はこう吐き捨てていた。
「菅さんには本当に早く辞めてほしい。首相さえ代われば、あとは自民党の谷垣禎一総裁(当時)でも民主党の議員でも誰でもいい。閣僚も今のままでいいから、菅さんだけは代えてほしい」 
政府高官も異口同音にこう率直に語っていた。 
「この危機でも首相は代えた方がいい。後任は野田佳彦財務相(当時)でも誰でもいい。しばらく危機が続くのだからこそ、菅さんは代えた方がいいと真面目に思う」
この稿続く。


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