文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

フジテレビの番組だったのに、そのときの資料は朝日新聞の社説なんです。これはNHKに行っても同じだった。

2018年02月04日 14時54分20秒 | 日記

以下は前章の続きである。

高山 

戦後の思想で「自虐史観」という言葉が使われます。

マッカーサー憲法前文に「政府が再び戦争の災禍をもたらさないように、ウォッチしなければならない」と規定しています。

国とは悪いことばかりする。

権力が再び暴走しないように新聞をはじめメディアがウォッチしろとマッカーサーはくり返し刷り込んだ。 

その権力監視の代表を自負したのが朝日とNHKだった。

つい10年前に船橋洋一が「ジャーナリズム再興」を書いたけれども、そこにも「暴力装置を持った権力」と政府を規定しているわけです。 

つまり、ごく最近までそう朝日新聞は信じてきたのです。

その実態が欧米植民地政策に言う分割統治、日本では国家と国民を離反させる分割統治だったとまだ気が付いていないんですね。

メディアはまだGHQの呪縛に掛かったままです。 

テレビはどうかというと、テレビの報道記者は非常にレベルが低い。

新聞が書くのに従っているだけで、そうか、国は悪い、首相も悪いのか。

それなら映像で彼らを罵り蔑むことが我々テレビの役割だと思い込んでいるわけです。 

昔、テレビのコメンテーターをしたことがあります。

フジテレビの番組だったのに、そのときの資料は朝日新聞の社説なんです。

これはNHKに行っても同じだった。 

TBSでは田原総一朗の番組に出たことがあるんだけど(笑)、観ていると参考にしているのは朝日なんですね。

長谷川 

そうなんですか。

この稿続く。


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