文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

「子孫に美田を残さず」の、芥川に依る新解釈。

2010年11月12日 18時06分58秒 | 日記

久し振りに、弊社専務と、散歩に出よう隊を組んで 梅田を歩いていたら、綱敷天神が、こんな所にあったんだ 心中天の網島じゃないか と 立ち寄ることに…由来書を読んでいたら うかつにも…聞いた事は一度はあったかもしれないが…天神さんが 菅原道真に由来していることと…此処の由来…九州に島流しにあった時に、此処で古くからの位臣たちと別れた…これからの苦しい旅と日々は、自分一人だけで良い…お前たちは此処に残ってくれ…それが此処の由来だと…が、天神さんが…お初天神やら、天神祭…僕は人が多いのが嫌で、一度も行った事は無いのだが…みんな菅原道真だったわけやんか…そんなことを話しながら由来書を読んでいたら…

 

かちっと高機能素材のチョッキを、今の季節の防寒用ファッションに、身を固めた、二人の中国人男性観光客が、交互に、短い階段を上り、神社をバックに写真を撮り出した…雰囲気的にも良い感じの男性二人だった。

 

歩きだして直ぐの角に、今度は、カメラマンと思(おぼ)しき3人と一緒の、どこかで観た様な気もする顔だったから、付属の劇場から出てきた役者かと思った…やんごとなき風情のおじさんがいた…通りすがる際に、カメラマンたちが英語で説明しているのを聞いた 弊社専務は「台湾あたりの、お金持ちでしょう…」「そうだろうな、この阪急インターナショナルに泊まっているんだろう」「いや、安いホテルだったりして」「向こうの金持ちは、絶対に安いホテルには泊まらない」そんな会話をしているそばから…これまた金もちの、ゆったりした上品な夫婦が出てきた。

 

その時だった、芥川の脳裏に標題の新解釈が浮かんだ…向こうの金持ちは、惜しげもなくお金を使う…だいぶ前に書いた、僕が親しくしていたシンガポールの華僑さんの章を御参照下さい…向こうには、吝嗇な金持ちは存在しない…日本には山ほどいるが…と専務に話した時…とても親しくしている大手不動産会社のマネージャーが、だいぶ前に言った言葉を思い出した「あの資産家も、動かしゃ良いのに…墓場まで持って行ける訳じゃなし…。」 

 

全く、そうだな、莫大な金を残して死んだところで、がっぽり相続税に持って行かれる…国はロクな事に使わない…それなら生きている間に、バンバン使う方がずっと良い…世界的な高級品には限りが無いし、バンバン使えば使うほど民間は潤うのだから…天下り役人たちの懐に入ったって、何の役にも立ちやしない…不景気になるばかりだ…ファッションでも、ワインでも、車でも、何でも良いじゃないか…バンバン使って、民間の景気を良くした方が、ずっと良い…。

 

以上が、芥川の「子孫に美田を残さず」の新解釈。

 

因みに、良し悪しは別にして、華僑さんというのは、三代以上は続かないことも書き添えて。


つづき。

2010年11月12日 12時12分20秒 | 日記

弊社には その間の経緯が 段ボール箱4つに 積み上がってるが 心やさしい弊社専務も 俺も この人間と争う事は 終に選択しない 何故かって それが俺たちの生きざまで あんたたちの生きざまだって ことだけだと 俺たちは 思ってるからさ

 

思うに あんたたちの県は 反社会的な人間は生み出したけど 本当の偉人は 誰ひとり 生んでいない 歴史をひもといてみなよ 俺の県は違うぜ 数百年前から今に至るまで 偉人だらけだ 俺の最愛の同級生達や 先輩達 後輩たちも 間違いなくそうだと 俺は確信している 今こうして書き出した 戦後最高の 一人の 俺も含めて。

 

 

 

あんたの不幸は あんたが必死になって対峙している相手が 今の日本では 多分唯一の 本物の政治家 世界に相渡れる政治家だったからだと 俺は思うぜ 

 

あんたはTracy Chapmanさんが 全ての心正しい人間と 同じように 思い描いたものとは違った 人生を送った後に 書いたこと 願ったこと とは 反対のことを したからだと 俺は思っている あんたは 人生は権力だ と 勘違いしたのさ ほんとうは そのはんたいの てつがく だってことを 見失った あんたの それが 致命傷に なっているんだよ

 

 

それはそうとして 俺は 俺で この20年が さいきん あるかくどから 立ち現れるんだ 借りれた金利は 常に10%以上 払った税金は…うん十億円 それで 俺は全くの無名で 俺の言葉は あんたたちのような 大きな声では無い 時々 悔し涙にくれて 当然じゃないか 妙な気分の夜が訪れて 当然じゃないか

 

今朝もそうだったよ これらのことのなにもかもが 一瞬に 脳裏に浮かんだ俺は いつもより リズムがのんびりしていたんだ…何にも観るものがなく いちにちの さまざまな疲労が…斎藤さんの本すら 読めない 皆は老眼だろう 俺も 昨日は 読みにくかったせいもあるが 愛し合える相手もいない …もう こんな夜は さっさと眠ろう 眠るしかない きっと 明日に 俺は生まれる…10時前に眠ろうかとおもったぐらいだったが 11時に眠って 7時半に起きたのさ ベッドで目覚めて しばらくして 俺は生まれた。

 

一番やすくて 一番礼儀正しいタクシーを だいぶ待たせて 乗ろうとした時 涙があふれたんだよ…昨日 おれは あることで あいてが 忙しい最中だろうと おもんぱかって ハーバード・トーク(マシンガンの様な早口)で 午前中に 電話したんだ それが 疲労の始まりだったんだが 

 

そこに 俺の 切ない気持 あんたんとこで おれの本を出してくれたら 本望なんだがな…だけど おれは この人生だったから ずっと 人に ものを頼むのが 苦手で…タクシーに乗ろうとした瞬間に そんなことが浮かんで

 

そんなタイミングに うんてんしゅが おなまえの 確認を なんていうもんだから へんな声で 名前を言ったのだが おれは 様々なことを想った 分けても 社会に出てからの親友(二人とも今は東京にいる)が浮かんだ 一緒に ここ数年 しばしば 会っている 大阪に居る 数少ない ひとたち…皆、立派なビジネスマンだ…

 

みんなが 時々 聞いているのも大変な 俺の長話(喋っている当人が一番疲れるんだが) そんときの俺は じつは助けを求めていたんだなって この苦しい20年を なんとか 脱却したかった…金利10%以上の人生に その時 ピリオドを うちたかった…だけど俺は 生まれついての ハンサムボーイだから 素直に 助けてくれと 言えなくて 20年が過ぎたんだって。

 

 

 

 

 


生まれついての ハンサムボーイだから。

2010年11月12日 12時05分56秒 | 日記

芥川のバラード(長恨歌)

 

昨夜、俺は、妙な気分だった

例に依って何も観るべきもののないテレビ…おまけにスポーツシーズンもあらかた終わりだ…BSもCSも観るべきものは何一つなかった…仕方なくCSで…「スクール・オブ・ロック」を再見していた…NHKニュース9の大越は「日本シリーズが終わると僕の心には木枯らしが吹きだすんですよ」等と、東大野球部出身らしいことを…それから、時々、目線が下を向くが…大丈夫か、鬱にはなるなよ()

 

あんたは、まだまだ半分官製、半分なかなかだと俺は思ってるから、あんただって、まだまだ前途ほど遠し、思ひを鴈山の夕べの雲に馳す、だぜ。…今は人生100年、5060は洟垂れ小僧なのだから…まぁ、こんな毎日なら、勘弁してよ、もう、晴耕雨読の世界に入りたいよ、と心あるものなら誰しも思うだろう。

 

だけど、考えて見てくれよ。この20年、自分がどんな立場にいたのか…本当に自分の役目を果たしたのか、国のためになったのか

 

芥川は、Mや政府高官を嫌ってる訳じゃないんだ…2か月前のことが引っかかっているんだよ…それから後の大人(たいじん)とは反対の組閣ぶり…それが、今のお粗末の全てだってことは、今や明らかじゃないか。

 

おまけに、あんたが、昨夜、これまでの威勢の良さはもう消えて、尾羽うち枯らした鳥のような顔をして…俺はニュースで観ていたのだ…言った言葉は、俺が、あんたに抱いていた疑念を証明したようだった。おまけに場違いな英語まで使って…

 

…「起訴というのは、画期的な時に…なんていうかエポックメイキングにやるもんでしょう…」

 

芥川が直感したことだから、詩の様にして書くだけの話だが、あのタイミングで、鈴木宗男氏が、小沢一郎氏が…それを画策したのが、あんたじゃないのか、或いは、あんたの一派じゃないのか、という疑念が…本来、自民党の人間達とは違う、骨太を持ってもいただろう あんたを その通りに みさせなかった

 

それから以降に あんたの言動をみていたら 俺の疑念を確信させることが連発するんだ 東大出の優秀な官僚を おまけに 改革派の官僚だ 無慈悲に左遷したりやなんやの言動を 観さされ続けている間に…

 

芥川は あんたの県の人間にえらい目に遭った10年にも及ぶ歳月を思いだしたよ…この芥川の歳月を 本当に無駄にした年月だった 皆が下を向いていた時 流石、日本を代表する大企業 一社だけが たった1ヶ月で 社長決済を出してくれたのだが あんたの県の男は その事業にこめられた 大阪中心部を再生する 戦後初めての方策=アイデア ひいては日本再生のアイデアになぞ 気づく事も無く 

 

氏素性も分からぬ ガセネタの類に 己の利益だけを考えて あっちにフラフラ こっちにフラフラ とうとう上記の超大企業は 愛想を尽かして止めてしまった 俺の書き出しが こんなに遅れた真因さ。

 

おまけに、この人間は 全てのYesを反故にしただけではなく その土地を仲介した弊社に 1円のお金も払っていないのだよ こちらが心底信じ、もし、 

人間として愛着も感じていたから…言ってみれば 同じ漁師の血を感じていたんだよ…その10年間 一枚の約定書も書かずにいたことを 逆手にとって。