街道ウォーク<旧東海道<府中宿(静岡駅)~金谷宿(金谷駅)
2011年6月5日 7回目
つたの細道(西口標柱)
古代の東海道は、宇津ノ谷峠を通らず、高草山の南麓、焼津市花沢から静岡市小坂に至る山道でした。当時、焼津に「小川駅」があって、東に行くと山越えで安倍の市の近くの「横田駅」に至る。天平九年(737)、長い任務を終えた防人1,082人は東の故郷の道を急ぎました。彼らは、「日本坂」と呼ばれる山道を越えたと思われます。この古代の道「日本坂」は、日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征のときに通過したという伝説から名づけられたものです。 やがて焼津「小川駅」が廃止され、官道は宇津ノ谷峠の「蔦の細道」に移っていきました。「蔦の細道」は平安後期から鎌倉・室町時代の多くの歌や物語に登場します。なかでも「伊勢物語」の東下り途中の在原業平(ありわらのなりひら)のくだりは、歌とともに有名で美しくも哀しい物語です。
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