街道ウォーク<旧東海道<三島宿(駅)~蒲原宿(駅)
2011年5月22日 5回目
左富士神社とその周辺
富士市依田橋町の左富士。東海道を東から西へ行くとき、富士は常に右側で左側は太平洋。しかし唯一、富士山が松並木の間から左手に見える名勝である。江戸時代に中吉原宿として栄えた場所で、東海道の左側に富士山が見えるようになったのには訳がある。はじめ海際にあった吉原宿(元吉原宿)が津波などの災害のため、寛永年間(1624~44年)に中吉原宿、天和2(1682)年に新吉原宿とより内陸へ2回移転した。このため、東海道の道筋が大きく北へ曲がり、街道の左側に見えるようになった。また150メートル南にある左富士神社(悪王子神社)の北側に一里塚があったという。現在の左富士は1本の老松が往時をしのばせている。
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