リオ五輪 女子マラソンTV観戦記

昨夜はリオ五輪の女子マラソンをテレビ観戦しました。
マラソンは走るもので見るものじゃないと思っていますが、五輪の女子だけは別です。

色々酷かった。
国際映像はスーパースローが意味不明のものが多く、時間も短かった。
あれは何を見せようと意図したのだろう。

コースに観客が乱入することが数回ありました。
たぶん政治的なアピールをしたかったのでしょう。
警察だか軍隊だかが食い止めていましたが、それだけ国が荒れていることを世界に見せつけました。

給水場所も当初のアナウンスとは違う場所だったこともあったようです。
海外ではよくあることらしいのですが・・・。

フィニッシュしてからウイニングランできる場所がないのか、フィニッシュした選手達がまだレース中の走路を邪魔するような動きもありましたが、コース設計の基本的ミスでしょう。

そういえばプールの水が緑に変色する（藻が発生したらしい）とか色々と酷い五輪のようですので、無事にフィニッシュできてよかったレベルなのかもしれません。

レースとしては面白かったけど、やはり日本人が活躍しなきゃ盛り上がりには欠けますね。
私は応援している選手がいないので別に日本人が入賞できなくてもくやしさはなかったのですが、トップと６分近い遅れじゃ話になりません。
男子と同じく、もう世界の舞台では活躍できないのでしょうか。

専門家の中には、早い段階で先頭集団から離れたことが敗因とする意見もありますが、そうでしょうか・・・。
無理してついていったら後半でバテてもっと大きく差がついただけの気がします。
要するに力がなさすぎたのです。
黄金期のタイムと最近のタイムを比較すれば明らかです。

参加することに意義があると言われる五輪ですが、出て満足する選手ばかりでは永久にメダルなど無理です。
まあ参加する前に選手たちはメダルなど（奇跡が起きない限り）無理と知っていたのでしょうから、それを求める方が無理なのでしょう。
マスコミが必死にメダルだなんだと煽りVTRを流すのは虚しいものです。

復活への糸口すら見出せず、惨敗。
もう私が生きている間に女子マラソンでメダルを獲ることはなさそうですね。
あるとしたら逆猫ひろし方式で、外国人選手が日本に帰化するぐらいかな。
でも、それってどうよという気もします。
人種差別にも繋がるので迂闊には言えませんが、国同士が戦うオリンピックの意義が大きく損なうと思うのです。
日本で生活している外国人が帰化して日本人枠で出るのはいいのですが、出るために国籍を変えるような方法が蔓延したら、もうそれは五輪の精神の崩壊です。
まあ、カネまみれの五輪になりさがって久しいので、どうでもいいいけど。

ここまで男女日本マラソンが低落したのは、はたして肉体面だけなのでしょうか？。
精神面の弱さが大きいように思います。
東京五輪でも惨敗するんだろうなぁ。
有森、高橋、野口の黄金時代は遠い昔となってしまいました。