酒タバコ肥満撲滅委員会

市民マラソンを楽しみながら、酒とタバコと肥満は嫌いだ、と呟く日常をうだうだと。

マラソンと大震災

2011-03-22 07:13:52 | マラソンあれこれ
大震災で各地のマラソン大会が中止になっています。
4/17開催予定の長野マラソンも主催者内で賛否両論分かれていると報道されていて、今日22日になんらかの発表があるようです。。

あたりまえですが被災地での開催や、安全が担保できない場所での開催は当面自粛した方が良いと思います。

では長野はどうでしょうか。
長野でも大きな地震がありましたが被害の程度はほとんど報道されておらず私には分かりません。
長野も節電すべき区域ではありますが、今問題になっているのは主に平日ですから、日曜に開催しても節電的には大きな問題はないはずです。

そういえば石原都知事が節電の観点からコンビニの深夜営業を控えるべきだと発言して笑われています。
私たちが使っている家の電気は交流ですから、貯めることができません。
つまり、深夜に節電しても停電の危機には無関係です。
もちろん節電すれば石油などのエネルギーの節約にはなります。
でも、今問題なのは使用電力のピークが供給量を超えてしまって突発的大停電が起きてしまうことですから、深夜に節電しても効果はないです。


それはさておき、今年の長野マラソンは名古屋国際女子の代替選考レースという位置づけ、観光客誘致、市民の健康増進という大きな3つの柱があります。
三つ目は今はどうでもいいとしても(失礼)、残る二つは結構重要です。

主催者がどう判断するかわかりませんが、どちらにしても苦渋の選択でしょう。
私は今年はエントリーしていませんが、どんな決定でも支持します。


ただ、先日延期が発表された徳島マラソンはどうなんでしょうか。

読売新聞では

「義援金を少しでも多く集め、早く被災者の生活を支援したいとの気持ちはわかる。しかし、楽しむことが主眼で、<お祭り的要素〉がある市民マラソンは、今開くべきかどうか。」

と疑問を投げかけています。

えーっと、プロ野球はどうなんですかね。
屋外球場でデーゲームなら電気もたいして使わないでしょうけど、巨人は昼でも電気を沢山使う東京ドームでの開幕ですよね。
だから選手会も難色を示しているんですよねぇ。

それはともかく、徳島は60hz地域だから節電しても関東に供給できる量が増えるわけではないです。(周波数変換施設の容量が少ないから)
あと心配なのは消防や警察などの人手がマラソンに取られてしまうことですが、今のところ徳島の警察・消防が被災地に派遣されるとの情報はありません。

そうなると、要するに自粛ムードという空気との戦いですよね。

私は、いくらなんでも徳島までマラソンを自粛すべきとは思いません。
東京ではガソリンが品薄ですが、徳島でマラソンを自粛したからといって東京に出回るとも思えない。

今回の大震災で関西以西にはさほど大きな影響はないはずです。
そういったエリアの方々は、できること(寄付や物資提供、習慣としての節電、可能ならボランティアや献血)をしていただけると嬉しいのですが、それ以外はごく普通に生活して欲しいし、そうでなきゃ日本全体が衰弱するだけです。

今回の徳島は中止ではなく延期という発表ですが、徳島に限らずスポーツも含めて萎縮せずにいてほしい。
もちろん、被災地の迷惑にならない範囲で。


追記(2011.3.22 16:36)
長野マラソンは中止が発表されました。

(ツイッターより)

ランニングマガジン・クリール編集部
@RunningM_Courir
長野マラソンの中止が発表されました。被災地には、長野市はじめ県内からも多くの人が出動しており、大会運営に欠かせない警備体制、医療救護体制が十分に確保できない恐れがあるというのが理由。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする